みたらし団子の発祥になっている、下鴨神社の
みたらし祭については以前にも書きましたが、今回は夜バージョン!
昼も良いのですが、夜には夜の雰囲気があって、楽しいのです^^
昼間の様子は、以前の記事をご覧ください。
以前の記事⇒下鴨神社の みたらし祭 に行ってきました。
まずは見事なライトアップの楼門。
昼間見る楼門も立派ですが、ライトアップされると幻想的になりますね^^
楼門をくぐると、行列がこんなに。
昼間はそんなに行列はなかったのですが、夜になるとこんな風に結構な行列になっていました。
でも、どんどん進むのでそんなに時間かかりませんでした^^
そしてここからが入り口。
ここからは冷たい御手洗池を歩くので、裸足です。
受付でお供えのローソクを頂くのですが、お供え料は300円。
以前は200円だったのですが、100円上がっていました。
お供え料を支払い、池に向かいます。
先の方から
「冷たっ!」
という声や悲鳴がたくさん聞こえてきました^^;
この日は昼間は暑かったのですが、みたらし池は水源が近く、昼間でも冷たいのは以前経験済みです。
夜ともなると、もっと冷たいのが想像できます。
覚悟しながら入ると、
「冷たっ!」
と、同じように叫んでいました(≧▽≦)
ろうそくを持ちながら橋をくぐって、深いところでは膝近くまで水に浸かりながら井上社前の献灯台を目指します。
そして献灯台にローソクをお供え。
お供えされたローソクがたくさん並んでいます。
後ろを振り返ると、たくさんの人が献灯台に向かってきていました。
池から上がると、足がぽっかぽか。
冷やされた後に血液が巡りだしたのか、気持ち良いぽかぽかさです。
池から上がったら靴を履き、今度はご神水を頂きます。
私は器で一杯頂いたあと、持参の水筒にも入れて貰いました♪
しかも入れてくれたのは、前回入れてくれたのと同じ方^^
そして、なんとも贅沢な入れ方で入れてくれるんです!
空の水筒を渡すと、まず水筒の中を柄杓ですくった水で洗ってくれます。
3回くらい洗った後にフタも洗い、それから水を入れてくれます。
なみなみに入れてくれた後、フタを閉め、更に水筒全体を柄杓の水で洗い、水筒を冷やしてくれるのです。
ご神水でそこまでしてくれるなんて、なんとも贅沢^^
お望みの方は頭から水をかけてくれるのですが、今回は暑さも落ち着いた夜ですし、髪をセットしていたので止めました^^;
昼間だったらやってたかもしれません(≧▽≦)
そして忘れてはいけないのが、足形祈祷。
この足形の裏に名前と年齢を書いて、井上社前の水に浮かべ、無病息災、健脚祈願をします。
私もまだまだ寺社巡りしますから、しっかりお祈りしておきました^^
井上社の前には、みたらし団子がお供えされていました。
境内の休憩処「さるや」でグルメを満喫♪
下鴨神社の境内には、「さるや」という休憩処があります。
ここは、江戸時代に今の場所にあった茶店ですが、明治になってから途絶えてしまい、2011年の葵祭の日に140年ぶり復活したことで話題になったお店です。
そのプロデュースには、北山にある、わらび餅で有名な「宝泉堂」さんが関わっています。
以前から来たかったので、今回のみたらし祭でやっと訪れることができました♪
さるやの名物は「
なのですが、さるやに行ってみると、こんな美味しそうなものが。
氷室の氷!
なんとも美味しそうな響き^^
抹茶小豆、いちごミルク、黒蜜白玉の3種類があります。
どれも美味しそうですね^^
2人で行ったので、「冷たいまめ豆茶と申餅」、そして氷室の氷の「いちごミルク」を注文しました♪
まずは「いちごミルク」。
出てきた氷は見るからにふわふわ♪
そのふわふわ氷には練乳がかかっています。
そして右横にあるのが自家製のいちごの蜜。
果肉も入っています。
これを氷の上にかけていただきます。
このかき氷、絶妙ですよ^^
まず、練乳がかかっているだけの氷、これだけ食べても美味しいです(≧▽≦)
甘さもですが、ふわふわの食感がたまりません。
そこに濃厚ないちごの蜜と果肉が入るわけです。
氷に浸透して薄くはなりますが、それがちょうど良い甘さになるんですね。
さわやかないちごの香りと甘さ、そしておいしいほうじ茶。
最後まで飽きませんでした^^
抹茶小豆と黒蜜白玉も気になりますね。
そしてお次は「冷たいまめ豆茶と申餅」。
餅は2つと少ないですが、何やらいっぱい乗っています。
全部、まめ豆茶用のものです。
申餅は小豆のゆで汁で茹でいるそうで、それできれいなピンク色をしているそうです。
そしてこの色は、正確には「はねず色」というそうで、明け方の空に一瞬だけ見える色を表現しているのだとか。
その色は、命の誕生を表すということで、おめでたい色なんですね^^
食感がほど良く、中には丹波産大納言の小豆で作ったつぶ餡が入っていて、上品な小豆の香りが広がります。
小さいですが食べ応えもありますね。
そしてはねず色の意味を考えながら味わうと、ありがたさも感じてなお美味しいです^^
そして、次はまめ豆茶。
黒豆を炒って作ったお茶で、神職が祭礼の期間中に飲んでいたお茶なのだとか。
こちらは4~5分くらい置いてから氷のグラスに抽出します。
黒豆の香りがして、飲みやすいです。
そして、飲んで終わりではありません。
この黒豆、取り出して塩をかけて食べます^^
黒豆は美容健康に良いですから、女性に喜ばれる一品ですね。
私が食べたのはこれだけですが、みたらし祭は週末になると露店が出ます。
参道には一般的な屋台が立ち並ぶのですが、楼門前には近隣にある老舗の和菓子店などの露店が並びます。
和菓子は、「賀茂みたらし茶屋」をはじめ、矢来餅の「ゑびす屋加兵衛」、名代 豆餅の「出町ふたば」、京みかさの「京阿月」などが出ていましたし、京漬物の「西利」、鯖寿司の「花折」、うどんの「為次郎」なども。
京都の名店ばかりですね。
でも、私が訪れたのは金曜日の平日だったので、名店といえどまだまだ客は少なめ。
昼間はこの状態ですが、これが夜になると一変します。
中でも、みたらし祭と大きく関わりのある賀茂みたらし茶屋さんがダントツで行列になっていました。
写真に写っているのは先頭部分なのですが、行列は20~30mくらいありました。
日が暮れ始めた頃からこのように混みだしますので、露店を目的にされる方は、日が沈む前に購入した方がよいでしょうね。
みたらし祭は人ごみもほどほど、夏の風情を味わうのにもってこいのお祭です。
毎年、土用の丑の日の前後に行われるので、日程をチェックして行ってみてください^^