春日大社

「古都奈良の文化財」の一つになっている春日大社。
全国に約1000社ある春日神社の総本社です。
御祭神は

  • 武甕槌命(たけみかずちのみこと)・・・藤原氏の氏神
  • 経津主命(ふつぬしのみこと)・・・藤原氏の氏神
  • 天児屋根命(あめのこやねのみこと)・・・藤原氏の祖神
  • 比売神(ひめがみ)・・・天児屋根命の妻

の四柱。
四柱合わせて春日神といいます。(○○レンジャーではありませんが^^;)

また、春日明神(かすがみょうじん)春日権現(かすがごんげん)とも呼ばれます。

およそ1300年前の奈良時代、奈良に都が出来た頃に、国の繁栄と国民の幸せを願って、茨城県の鹿島神宮から武甕槌命をお迎えしたのが始まりです。

その後、香取神宮から経津主命、枚岡神社から天児屋根命、比売神をお迎えして現在の四柱になりました。
この四柱の神様を合わせて「春日大明神」と呼ばれています。

春日大社の境内はとにかく広い
本殿まででも結構歩きますが、摂末社の参拝も含めて境内をくまなく歩こうとするなら、それなりに歩ける格好をした方が良いですね^^

奈良公園の鹿は、春日大社の神様の遣いだった!

奈良公園

奈良公園には鹿がたくさんいます。
とにかく広い範囲で鹿、鹿、鹿・・・

奈良公園 鹿

その数、千二百頭以上ともいわれています。

エサやりは、人が食べるお菓子をあげてはいけませんが(お腹を壊すので)、鹿せんべいを買ってエサやりすることができます^^
鹿せんべいを高く上にあげると「ありがとう」とお辞儀をしてくれますよ♪

東大寺や興福寺の境内にまでいて、初めて見た時は東大寺が関係しているのかと思いましたが、実は春日大社の神様の遣い(眷属)だったんですね^^

その昔、鹿島神宮から第一御祭神である武甕槌命をお迎えする時、白鹿に乗ってきたとされています。
奈良公園の鹿は、この白鹿の子孫とされているんです^^

春日大社にある沢山の灯籠を数えると・・・

春日大社の境内には、たくさんの灯籠があります。

春日大社 灯籠

春日大社 灯籠

その数、なんと三千基!
石灯籠が約二千基、釣灯籠が約一千基あるそうです。

春日大社 釣灯籠

春日大社の灯籠は、「お春日さんの万灯籠」と呼ばれていて、1日でその数を正確に数えられると「長者」になると伝えられています。

境内を歩くだけでも大変ですが、数えきれば長者になりますよ^^

灯籠に関してもう1つ、2月3日の節分と、8月14日のお盆の夜には、灯籠に明りを灯す 節分万燈籠(2月)中元万燈籠(8月)という神事が行われます。

万灯籠

8月は奈良公園全体で「なら燈花会」という、祈りをろうそくの灯りで照らすイベントが行われていますので、一緒に行ってみるのも良いですね^^

春日大社本殿の特別参拝

春日大社 弊殿

春日大社の本殿周りは回廊で囲まれていて、慶賀門や南門から入り、普通は幣殿から本殿に向かって参拝します。
上の写真が弊殿です。

でも、さらに奥に入って、本殿に近づいたり、回廊を歩いたりすることができる、特別参拝があります。
下は弊殿横の特別参拝受付所。
初穂料は500円です。

春日大社 本殿特別参拝

巫女さんがきちんと正装して受付しています^^
受付を済ませ、入ってみました♪

春日大社 特別参拝 入口

中に入って進むと、弊殿から見える中門に近づけます。

春日大社 中門

弊殿から見ると、これが本殿のように見えますが、これは中門です^^
本殿は中門のすぐ奥にあります。

特別参拝すると、この中門の前で祈ることが出来るんです♪
中門の前から弊殿を見た景色はこんな感じ。

春日大社 弊殿・舞殿

春日大明神様も、こんな感じで参拝する人々を眺めているのでしょうか?^^
中門を西側から見ると、御神木と一緒に並ぶので眺めが良いです^^

春日大社 中門

中門から本殿西側に回ることができ、摂・末社の風宮神社、椿本神社、多賀神社などがあります。

春日大社 本殿裏

風宮神社は、良いことは風で運び、悪いことは風で吹き払ってくれるそうです^^
色々な願い事をお取り次ぎ頂く神様として信仰を集めているそうです♪

椿本神社も、悪いことを祓い退ける徳をもった力の強い神様がいらっしゃるそうです。
多賀神社は延命長寿の神様です。

中門の方に戻り、東側に行くと、回廊を歩くことができます。

春日大社 本殿 釣灯籠

中門から釣灯籠がずらっと並んでいて、しかもそれぞれデザインが違うんですね^^
ゆっくり眺めながら楽しみたい方にオススメです。

様々なご利益が頂ける春日大社 若宮15社めぐり

春日大社 若宮15社めぐり

春日大社の本殿を南門から出て、さらに奥に行くと若宮があります。

このあたりは、昔から様々な人が様々な想いを持って神巡りした場所と伝えられていて、現在は「若宮15社めぐり」という巡拝の場所になっています。
上の写真を見るとわかりますが、若宮を中心に色々なご利益を下さる神様が鎮座しています^^

そして、15社めぐりの受付となっているのが夫婦大國社です。
日本で唯一、夫婦の大黒様をお祀りしているところです^^

夫婦大國社で受付を済ませ、順番に周り、最後に夫婦大國社に戻ってきて15社満願の奉告をするのだそうです。
全てのお参りが済んだら、授与所でしるしが頂けるそうです^^

というわけで、早速夫婦大國社に行ってみると・・・

春日大社 夫婦大黒社

なんと、閉まっていました><
あとで調べて見ると、受付時間が9時~15時となっていました^^;

個人的に全部回ったのですが、また正式に参拝したいですね。

春日大社のお守り・御朱印

春日大社で見かけたユニークなお守りや御朱印を紹介します。
まずは、授与所で頂ける鹿みくじ。

春日大社 鹿みくじ

木製の鹿がおみくじを加えています^^
結果は大吉でした♪
次は、春日大社の絵馬です。
中門とシンボルの鹿が描かれています。

春日大社 絵馬

15社めぐりの一つ、金龍神社は金運の絵馬です。

金龍神社 絵馬

夫婦大國社の絵馬もあります。

夫婦大國社 絵馬
夫婦大國社 絵馬

さすが「夫婦円満」と「縁結び」のご神徳があるだけあって、縁結びの参拝者が多いようです^^
夫婦大國社の御神影もありました。

夫婦大國社 御神影

これ、頂きたかったのですが、正式参拝してから頂こうと思います。
次は、赤乳神社・白乳神社の絵馬。

春日大社から南3キロの方に赤乳神社・白乳神社があるのですが、夫婦大國社のすぐ近くにその遙拝所があります。
そこに、赤乳神社・白乳神社の絵馬がありました^^

赤乳白乳神社 絵馬

赤乳神社は女性の下半身、白乳神社は上半身をお守り下さるご神徳があるそうです。
最後に、春日大社の御朱印です。

春日大社 御朱印

春日大社の社紋が入ったオリジナルの御朱印帳もありました。

春日大社 オリジナル御朱印帳

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