京菓子司 仙太郎 (哲学の道店)に行ってきました。
大体有名な和菓子屋さんでは、どこそこの豆大福は最高だ!わらび餅ならどこそこだ!
などと有名なお菓子が1つあることが多いかと思います。
でもここ仙太郎では、美味しい!と言われているお菓子がいろいろあって「コレが一番おすすめ!」という情報がないのです。。
一番情報が多かった"ご存知最中"を買ってみようかと思ってたんですが、いざお店でいろいろなお菓子が並んでいるのを見ると、ぼた餅やら色々なものに目移りしてしまって、結局"ご存知最中"は買わず、老玉とぼた餅など数点色々買ってみました。
"仙太郎"で買ったものは4種。味見がしたかったので、1個ずつ。変な買い方をしてしまいました。。。
・本わらび
・ぼた餅
・花むし
・老玉(うばたま)
この4種の中で一番美味しかったのは?と聞かれると"老玉(うばたま)"でした(^∇^)
これは京都に住む地元の人もたびたび買いに来ると聞いていたので、買ってみました。
《老玉(うばたま)》
箱を開けると、黒い宝石のようにキラキラと光る老玉が!笑
この老玉の黒光りの正体は黒糖を羊羹状にしてコーティングされたものだそうです。
中はこし餡でした。
老玉、、、とってもシンプルで、どちらかと言えば地味なお菓子だと思うんです。
でも一口かじると、黒糖の香りがふわ~っと口の中から鼻に広がって、中のこし餡とのバランスが絶妙でした。
中のこしあんは少し甘さ控えめで滑らかでとてもお上品なこし餡なんですが、目立つところはないのです。だけど黒糖の香りと混じると相乗効果が生まれるのか、とても美味しくなるんです。
黒糖は、間違えればとても濃い味と甘さで主張しまくるところがある砂糖だと思うんですが、この老玉にコーティングされている黒糖の羊羹はとても上品!黒糖の良いところ取りだけされているのがとても美味しかったです。
これはまた買いたい!お土産で贈りたい!と思えるお菓子だと思いました♪
《ぼた餅》
ここのぼた餅は何種類かあったんですが、スタンダードに"きなこ"を買いました。
珍しいのはここのぼた餅は青ジソが入っているのだそうです。
中はこしあんです。
ぼた餅でこしあんかぁと思いつつ食べてみたら、こしあんの方が合うぼた餅だ!と思えました。
何ででしょう?笑。分からないんですが、全体にとても上品だからかも知れません。
シソの葉が控えめにフワッと感じれる香りがとても上品なアクセントになっていて、甘さ控えのこし餡をこれまたバックアップ(^∇^)。もう少しもち米の部分が多ければ良いかな。。。って感じるくらいにこし餡がたっぷりで口の中が甘くなり過ぎそうなのを、シソの爽やかさで止めてくれてました。ほんと、初めて食べる味のぼた餅でした。
《本わらび》
これはもう一つぐらい買えば良かった!ペロっと一瞬で食べてしまいました。。。(。-_-。)
中はこし餡。
わらび餅はさすが本わらび。とぅるんとした食感で、ほのかに甘くて、あぁ本物のわらびも餅だ~って思えました(^∇^)
ただ、やっぱり中のこし餡のが強いように感じたので、やっぱりバランス力が高いのは"老玉"の方かなと。。。
でも夏に食べるにはこっちの方が食感やのど越しは良いかと思います。
《花むし》
これ、生地は蒸しパンのよう感じなんですが、生地だけでもとても美味しかったです!
仙太郎さんのお菓子全部に言えるのかも知れませんが、余計なものは何も入ってない素朴な味で、ほんのりした甘さがとても優しくて、ふわふわでとても好みな味でした!
中にはこし餡が入ってます。
初め切ったとき、こし餡の入っている量が見た目的に少な!と思ってしまいました(^∇^;)が、
この量で十分でした!
蒸した生地のほんのりとした甘さがあるので、こし餡が多いと台無しになってしまっていたかも知れません。
上にのった桜の塩漬けもアクセントになっていました。
花むし、普通に蒸しパンサイズで食べてみたいなと思った一品でした(笑)