三十三間堂と人通りの少ない道を挟んですぐお隣にある法住寺。
有名な三十三間堂に隠れていますが、霊験あらたかな伝承のある仏像を安置しているお寺です。
詳しくはこちら⇒後白河院が院政の拠点にした法皇の寺、 法住寺
毎年5月1日~7日に、後白河法皇御木像が公開されるのですが、今年は訪れるチャンスに恵まれたので、拝観しに行ってみました^^
法住寺の場所
法住寺は、車通りのある七条通りから、日本赤十字社京都支部のある通りに入って奥まで行くとあります。
手前の三十三間堂には観光バスが頻繁に入っていくのですが、奥は出町のタクシーが余裕で待てるほど人通りが少なくなっています^^;
そこをまっすぐ行くとすぐにお寺があります。
法住寺は、血天井の養源院と並んであります。
後白河法皇御木像と親鸞のそば食い木像の特別公開
こちらが法住寺の門。
この日は後白河法皇御木像公開の看板が立っていました。
何年か前は、写真入りの看板だったのですが、今は写真はないですね^^;
こちらは以前立っていた看板の写真。
この像が、阿弥陀堂の阿弥陀如来、親鸞のそば食い木像と一緒に安置されています。
本堂の横にあるこの小さなお堂が阿弥陀堂。
この日は、後白河法皇が好きだった「
大河ドラマ「平清盛」を見ていた方は分かると思いますが、
「あそびを せんとや うまれけん 戯れせんとや 生れけん」
というやつですね。
その詩は、後白河法皇が編集した「梁塵秘抄」という歌謡集に残っているのですが、音はどんな音だったのかはわかっていません。
なので、住職が独自に曲を考えて今に残しているのだとか。
私が行ったのは、後白河法皇の命日である5月3日の前日。
命日には阿弥陀堂で法要が行われるのですが、もしかしたらその練習をしていたのかもしれません。
阿弥陀堂の拝観には拝観料が必要(拝観料500円、内陣特別参拝をするなら800円)なので、本堂に入って、拝観をお願いして拝観料を支払うと、パンフレットとポストカードを渡してくれました。
パンフレットは、写真があるにも関わらず、残念ながらコピーで手抜きですね^^;
でも、ポストカードは紙質もよく、きれいでした♪
写っているのは、親鸞聖人作の阿弥陀如来像と、親鸞のそば食い木像です。
見た目はそんなに珍しいわけでもないのですが、霊験あらたかな仏像です。
とくに、そば喰い像はただの僧像に見えてしまいますが、この像は名前の通りそばを食べるんです!
仏像についてもこちらで説明しています⇒後白河院が院政の拠点にした法皇の寺、 法住寺
どういう御利益がいただけるのかはわかりませんが、何かが宿っています・・・
親鸞聖人もこの像に守られたので、なんらかの霊験があらたかということですね^^
そして後白河法皇御木像は、この二つの尊像と並んで安置されています。
像と一緒に、「今様」で使うであろう扇子も飾られていました。
法住寺の御朱印
以前、ご本尊の身代わり不動の御朱印は頂いていたのですが、こちらにはまだ「忠臣蔵」の御朱印と、「親鸞のそば食い木像」の御朱印があります。
今回は参拝することができたので、この二つを頂きました^^
まずは親鸞のそば食い木像の御朱印です。
わかりにくいですが、右側は「親鸞聖人そば喰い 御真影」、真ん中は「南無阿弥陀仏」と書かれているようです。
次に忠臣蔵の御朱印です。
御朱印は本堂で頂けます。