毎年、土用の丑の日あたりに行われている夏の風物詩、下鴨神社の
「御手洗」の読み方は、「みたらい」でも「おてあらい」でもありません。「みたらし」です^^;
トイレのお祭りではありませんよ~^^
このお祭りは、御手洗川、奈良の小川、瀬見の小川といった、下鴨神社境内から糺の森にかけて流れる川の水の湧き口(井戸)となっている井上社(みたらし社)の例祭で、井上社前にある みたらし池に足をつけ(足つけ神事)、無病息災を祈るお祭りです。
御祭神はお祓いの女神様、
もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流してくれる、祓戸大神のなかの1柱です。
井上社の湧き水は、土用の丑の日頃になると、湧水の量が増えるそうなんです!
そのことは鴨の七不思議の1つに数えられていて、理由は謎なのですが、瀬織律姫様のパワーが一番強い時、と考えられますね!
そこで昔から、土用の丑の日にみたらし池に足をつけ、燈明(ロウソク)をお供えし、ご神水を頂くと諸病にかからず、延命長寿の霊験あらたかと言い伝えられているんです^^
みたらし池は普段入ることができないのですが、みたらし祭の時だけ入ることが出来ます♪
みたらし祭は四日間、朝5時30分から夜10時まで行われています。
私達は甥っ子達を連れて、お昼御飯を食べてから行きました^^
本殿横の橋殿あたりに受付があるのですが、まずはそこで瀬織律姫命を奉るためのお供えのローソク(献灯料200円)を頂きます。
履物を脱いで中に入ると、そこはすぐ御手洗池に入る入口になっています!
スロープを下って水につかると・・・・
冷たい♪
気温は35℃を超える暑さの中、この水がとっても冷たく感じました♪
しかもその深さは、七分のパンツでもまくらないと浸かってしまうくらいの深さ!
子供達は着替えが必要ですね^^
みたらし池は普段は浅い池なのですが、神社の近くの料理屋さんによると、みたらし祭の時は人がたくさん浸かりにくるので、その分だけ嵩が増すんだとか。
なので人が多くなる夜は、大人でも膝まで浸かるくらいの深さになるんだそうです^^
そして橋の下をくぐったら、井上社前に出てきます。
献灯台がありますので、そこに入口で頂いたロウソクをお供えします。
子供達はしっかり水着を用意しておおはしゃぎです^^
そして水から上がると、今度はご神水の授与所があります。
ここではお賽銭を入れて、ご神水を頂くことができます。
また、水筒やペットボトルを持ってこれば、それに入れてもらうこともできます。
ご神水を入れた水壷も売っているのですが、500円するので水筒を持っていった方が良いですね^^;
ちなみにご神水を頭からかけてもらうこともできます^^
子供達や男性は頭からご神水を豪快にかけてもらって気持ち良さそう♪
こんなにかけてもあり余るほどのご神水がたくさん湧き出ているんですね^^
女性の場合は化粧が崩れたりするので、かけてもらいたい気持ちはあってもなかなかできません^^;
小学生くらいの女の子でも、髪型が崩れるのを気にして遠慮している子もいました(≧▽≦)さすが女の子ですね。
でもかけて貰いたいのなら、かけてもらった方が気持ち良いみたいです♪
授与所では御守りなども販売されていて、その中でも、井上社前の水受けに浸ける「足形祈祷木」というものがあったので、それを納めました。
祈祷木の裏に名前と数え年の年齢を書いて水に浮かべ、井上社にお参りします。
これでお祓いは終わりです♪
追記:夜のみたらし祭も行ってみました!
昼間とは違う雰囲気が味わえます。⇒下鴨神社 みたらし祭(夜)に行ってきました。
みたらし団子発祥の地でみたらし団子を食べよう♪
下鴨神社のみたらし池は、実はみたらし団子の発祥の地です♪
みたらし祭の時は、糺の森にたくさんの出店が並んでいて、その中にみたらし団子屋さんも出ています。
みたらし団子の本家の「賀茂みたらし茶屋」さんもお店をだしているのですが、ゆっくり食べようと思って店舗の方にお邪魔しました^^
人がいっぱいで少し並びましたが、入れ替わりが早いのですぐに入ることができました♪
詳しくはこちら⇒みたらし団子の元祖が食べられる賀茂みたらし茶屋
1個1個は小さいのですが、焼き立ての香ばしい香りのする団子で、スプーンでみたらしをたっぷりかけて頂きます^^
香ばしさと甘さが混じり合って、美味しいですね♪
でも、もう少し団子が大きくても良いなあと思いました^^