北野天満宮の近くにあるどら焼き専門店「亥ノメ」に行ってみました。
京都には和菓子のお店はたくさんあるのですが、どら焼きの専門店はありそうでないんですよね。
2018年9月にオープンした新しいお店で、ご主人は桂にある和菓子の名店「中村軒」で修行されたとのこと。
中村軒といえば、昔ながらのかまどを使ってじっくり炊き上げる粒餡に定評があります。
なかなか期待できそうですね^^
というわけで、買いに行ってみました。
どら焼きは常時6~7種類
どら焼きの種類は、今回訪れた時は、王道のあずきを含め、6種類ありました。
あずき、抹茶、くるみ、黒糖、さつまいも、黒糖チーズ(季節限定)
です。
今回はこの種類でしたが、その時々によって、色々なものが登場します。
今回は、あずき、抹茶、さつまいも、黒糖チーズを購入してみました。
大きさも色もそれぞれ違いますね。
さつまいもだけ結構太め♪
お得感がありました^^
切ってみるとこんな感じ。
餡がぎっしりですね♪
「抹茶」は、小豆と比べて濃い色の皮になっていますが、それは生地の中に抹茶が練りこまれているからでしょうね。
宇治の手摘みの茶葉を使用していて、香ばしい抹茶の香りが口の中に広がります。
亥ノメのどら焼きの皮は、一枚一枚を手焼きで丁寧に焼いていて、皮は餡に合わせて生地の素材や配合を変えているそうです。
だから「抹茶」には抹茶を、「黒糖」には黒糖が練りこまれているんでしょうね^^
「黒糖チーズ」は他にはない珍しい味。
クリームチーズのコクがあって、これは美味しいと思う人は多いはず^^
どら焼きの進化系を見た気がしました。
「さつまいも」は具が大きくて一番ふっくら♪
無農薬の安納芋を使っていて、芋の甘みが前面にでていました。
季節ものはやっぱりその季節に食べると美味しいですね^^
2022.6.19追記:
「青えんどうバター」と、季節のフルーツどら焼き「甘夏とラムレーズン」を購入しました。
左が青えんどうバター、真ん中はノーマルのあずき、右が甘夏です。
青えんどうの旨味とバターのコク、これは間違いない味ですね。
甘夏も酸味が加わって、また違った味わい。
ラムレーズンも合わさって、大人のどら焼きになっていました。
亥ノメでは、季節やその時々に仕入れた素材によって色々などら焼きを提供しています。
亥ノメのインスタを見るとわかるのですが、色々とチャレンジしていますね。
そしてただの変わり種ではなく、どれもちゃんと美味しく仕上げる技術力があるのがすごいです。
お土産にもできるので、北野天満宮まで行ったら絶対寄っておきたいお店ですね。
王道の「あずき」は間違いナシの味
純粋に餡の美味しさを味わうなら、やっぱり「あずき」ですね^^
食べてみるとあっさりしていてなめらか。
単に甘いだけでなく、あずきの風味が活かされた素朴な味わいです♪
皮が残らないのに粒感も感じる絶妙な炊き方もGood!
そして驚くべきは、どら焼きの皮。
どら焼きは色々なところで売られていますが、この食感は他にはないですよ^^
普通、どら焼きの皮はベタつくことが多いのですが、亥ノメのどら焼きはそんなことありません。
そして食感はもっちり、しっとり、ふんわりが合わさったような感じです。
半分で切ってみると、どら焼きの皮は2層になっているようにも見えます。
これは、2枚貼り合わせているわけではないそうです。
焼き加減や裏返すタイミングなど、焼き方の技術でこのように仕上げているんですね。
他のお店のどら焼きの皮と断面を比べてみるとわかるのですが、ふんわり系のどら焼きは、全体的に丸い気泡が入っていて細かいです。
亥ノメのどら焼きの皮は、上半分は縦に伸びたような感じ、途中からふんわり系のように細かくなっていて、全体的に2層になっているように見えるのです。
これがふんわりとしっとりの美味しいとこ取りをしたような食感を生み出しているのでしょうね。
焼く技術でそんなに違うのかと、どら焼きの奥深さを知ったような気がしました^^
ぜひ、よく噛んで味わってみてください♪
イートインでは、イートインならではのどら焼きが楽しめる
「亥ノメ」では、12時から15時半まで、店内でイートインができます。
できればイートインをしたかったのですが、今回は時間が合わず、できませんでした。
持ち帰りとイートインの違いは、
- 焼きたてのどら焼きが食べられる
- トッピングができる
ということです。
トッピングは、有塩バター、無塩バター、チーズ、生クリーム、ラムレーズンから選べます。
ドリンクも、和紅茶、ほうじ茶、コーヒーがあるのですが、どら焼きに合うようにブランドをチョイスしているとのこと。
持ち帰りでも十分に美味しいのですが、亥ノメのどら焼きを最大限に味わうためにも、次回はぜひイートインしたいと思います^^