滋賀県大津市の堅田にある御菓子処 嶋屋に行きました。
嶋屋は、昭和60年創業の小さな和菓子店で、いちご大福がおいしいと評判のお店です。
店舗は、堅田駅のロータリーから南に徒歩約15分ほどのところにある本店と、琵琶湖の近くにある浮御堂前支店があります。
今回は、浮御堂前支店に行ってみました。
素材にこだわった嶋屋のいちご大福
こちらが嶋屋のいちご大福。
300円でした。
食べ応えのあるサイズです。
持った感じもぎっしり感があります。
パッケージの裏に書かれていた材料を見ると、砂糖、白あん、餅粉、水あめ、いちごと、いたってシンプル。
それだけシンプルなのに、平成14年に「全国菓子博覧会 名誉総裁賞」を受賞しているんですよ。
これは期待しちゃいますね^^
それだけ、シンプルな素材の中にもこだわりがありました。
餅粉の材料であるもち米には近江羽二重餅米、水は比良山の天然水「比良水」を使っているそうです。
やっぱり地元の素材を上手に使っているところはおいしいと思うんですよね^^
しかも、近江羽二重餅は、屈指の和菓子激戦区、京都でも重宝されるほどの材料。
それが地元にあれば、最強ですね。
食べてみると、評判になっているのに納得しました。
これはリピートしたい美味しさです。
いちごは大粒、それを包む餅の量も多めなのですが、無駄に多いのではなく、その量があってバランスを取っているのだという味わいです。
いちごはあまおうなのですが、あまおうは糖度と酸味のバランスが良いのが特徴のいちご。
そこに甘さ控えめの白あん。
何かの味が特別に突出しているわけではないのですが、全体のハーモニーがあっておいしいいちご大福。
フルーツの中ではよく、どんなに加工してもやっぱり素材の味が決め手になっているものがありますが、いちごはいちご大福にするともっと美味しくなる。
そんな風に思わされるいちご大福でした^^
嶋屋のいちご大福の販売期間は、11月下旬頃~5月中旬頃なのだとか。
賞味期限は当日なので、近くまで行ったら必ず寄りたいですね^^
今回は持ち帰りましたが、浮御堂前支店なら店内でいただくこともできます。
また、いちご大福以外にも「バナナとくるみの大福」「一休み」「蔵どころ」「栗入りでっち羊かん」など全国菓子大博覧会で受賞しているみたいです。
今度はほかのものも試してみみたいですね^^
嶋屋と餅兵のいちご大福を食べ比べ
今回、お店で食べずに持ち帰ったのですが、それには理由があります。
それはいちご大福の「食べ比べ」です^^
比べる対象は、大津駅の近くにある「
私は滋賀の名刹「三井寺」に行くときは、帰りに必ずといっていいほど餅兵に寄って帰るほど、ここの餅が好きなんです^^
今回は、嶋屋の後に餅兵にも寄って買ってきました♪
そして、こちらが嶋屋と餅兵のいちご大福。
わかりやすいようにお店のパッケージを置きました。
左が餅兵、右が嶋屋のいちご大福です。
どちらも300円です。
サイズは嶋屋の方が大きいですね。
切ってみるとこんな感じ。
いちごは餅兵の方が大きく見えます。
どちらも白あんベースですが、餅兵の方にはいちごジャム、練乳が入っています。
そして餅の量が違いますね。
餅兵の方は均等に覆っている感じで、嶋屋はたっぷりめの餅で覆っています。
食べてみると、嶋屋のいちご大福は、さきほども書いたように、全体のバランスが調和されたいちご大福でした。
それに対して餅兵のいちご大福は、いちごの美味しさを全面的にバックアップするような味でした。
餅兵も美味しいですね^^
それぞれ良さがありますから、どちらが美味しいか?という判定をつけるのは難しいです。
どちらも近くに寄ったら買うと思います^^
お店からすぐ近くにある浮御堂。
近江八景「堅田の落雁」で名高いお堂です。
周辺はのどかな場所なので、この風景を見ながらおいしい和菓子をいただくのも良いですね^^