祇園ちご餅

二条城近く、堀川三条にある三條若狭屋の祇園ちご餅です^^
二条城と祇園は結構距離がありますから、なんで「祇園」何だろう?って思っていましたが、祇園祭にちなんだお菓子なんですね。

祇園祭は八坂神社のお祭りですが、その昔、「社参」という長刀鉾のお稚児さんの御位貰い儀が6月1日に行われていました。
そんなお稚児さん達の行列に、楼門の茶店が味噌だれをつけた餅と飲み物を振舞っていたのだそうです。
その餅は、厄を除き福を招くと評判だったのだそうです。

「祇園ちご餅」は、お稚児さんのお世話をしていたこともある三條若狭屋の二代目主人が、その話聞いて大正初期に創作したものなのだとか。

竹の皮風の紙で包み、短冊を飾っていて、長刀鉾のちまきを思い出させるデザインですね^^
包みは狂言の衣装をイメージしたもので、短冊は厄除けです。

短冊は3色あって、上の写真では重なっているのですが、広げてみると何やら書かれています^^

祇園ちご餅 短冊

赤と白は商品名とお店の名前ですが、黄色の短冊には

「厄を除き福を招く」

と書かれているのでしょうか?
一番上は読めませんが、おそらくそうだと思います^^

パッケージを開けると、竹串の刺さって、求肥に包まれている、小指ほどの大きさの小さなもちが3つでてきます。

祇園ちご餅

紙の包みを外すと、こんな感じです。

ちご餅 中身

周りにまぶされているのは「氷餅」というもの。
中身は甘く炊いた白味噌が入っています。

ちご餅 中身

食べて見ると、柔らかい求肥のモチモチ感に、氷餅の軽いシャリシャリ感がアクセントになった食感。
そして白味噌の甘い香りが広がります♪
塩と味噌の甘さがちょうど良い具合にマッチしてる感じです。

シンプルに美味しいです♪

緑茶と一緒に食べたら美味しそうですが、白味噌の香りの余韻が残るので、緑茶を飲むか、余韻を楽しむか迷いますね^^

1口で食べれるほど小さいのですが、美味しく味わうにはこれくらいの大きさがちょうど良いんでしょうね♪

ちご餅は1包み3本入りで315円。
賞味期限も製造より7日間あって、お土産にも良いですね^^
三條若狭屋本店以外にも、京都駅の伊勢丹や、地下街でも買えます。
祇園祭の期間じゃなくても買えますよ^^

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