皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮は全部で10宮あります。
そのうち2つの別宮は内宮敷地内にありますので、下のリンク先の、内宮のところで紹介しています。
皇大神宮(伊勢神宮 内宮)を参拝しました!
その他の8つの別宮は、場所別に4ヶ所に分かれています。

月讀宮(つきよみのみや)

場所ごとに紹介すると、まずは行きやすいところから。
最初の1ヶ所目は、近鉄五十鈴川駅から南へ徒歩約10分のところの月讀宮
ここには4つの別宮があります。

  1. 月讀宮(つきよみのみや)・・・御祭神:月讀尊(つきよみのみこと)
  2. 月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)・・・御祭神:月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
  3. 伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)・・・御祭神:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
  4. 伊佐奈弥宮(いざなみのみや)・・・御祭神:伊弉冉尊(いざなみのみこと)

4宮あわせて月讀宮とよばれています。

参拝は、1~4の順にするのが一般的なんだとか。

倭姫宮(やまとひめのみや)

2ヶ所目は、近鉄宇治山田駅から外宮と反対方向に行ったところにある倭姫宮
こちらは倭姫命(やまとひめのみこと)を祀っています。

垂仁天皇の皇女で、三種の神器のうち、八咫鏡(やたのかがみ)天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)お祀りするのにふさわしい場所を探して近畿諸国を歩いた方ですね^^

そして見つけた場所が現在の伊勢の神宮なんです。
現在も八咫鏡は、皇大神宮で祀られています。
天叢雲剣に関しては、現在は愛知県の熱田神宮で祀られています。

伊雑宮(いざわのみや)

そして3ヶ所目は、近鉄志摩線上之郷駅下車徒歩約3分の所にある伊雑宮

地元では「イゾウグウ」とか「イソベさん」と呼ばれて親しまれています。
志摩国の一宮でもあるので、一の宮巡りをしている人はぜひ立ち寄りたいところです^^

内宮からは結構遠いのですが、古くから皇大神宮の遙宮(とおのみや)と言われるほどのことはあって、空気感が内宮と同じような神々しい感じがします。

伊雑宮 入口

御祭神は天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)です。

どおりでパワーがあるわけですね^^
中に入ると、御神木もたくさんあります。
社務所の横には、こんな風にドラクエにでも出てきそうな木も^^

伊雑宮 御神木

そしてそのまま奥に行くと、伊雑宮のご本殿がありますので参拝します。

伊雑宮 本殿

そして伊雑宮に隣接するところに、不思議な光景が広がります。

伊雑宮 ご料田

なんと、田んぼに向かって鳥居が置かれているんですね!
これは、国の重要無形民俗文化財にも指定されているご料田です。

毎年6月24日には、志摩地方第一の大祭である、御田植式(通称:御神田(おみた))が行われます。
日本三大田植祭の1つなんだそうです^^

瀧原宮(たきはらのみや)

そして最後の4ヶ所目は、紀伊自動車道を和歌山方面に進んで大宮大台ICで降り、10分ほどのところにある瀧原宮
こちらも正宮から結構遠いのですが、ここには2つの別宮があります。

  1. 瀧原宮(たきはらのみや)・・・御祭神:天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)
  2. 瀧原竝宮(たきはらならびのみや)・・・御祭神:天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)

です。
こちらも1~2の順に参拝するのが一般的です。
付近には内宮摂社の多岐原(たきはら)神社もあります。


別宮はまだ伊雑宮にしか行っていないので、また参拝したら写真をアップしようと思います^^