伏見稲荷大社の境内横(拝殿向かって右横)にある
祭神名は
伏見稲荷大社の境内からすぐ入れる小さな神社なので、摂社か末社かのように思ってしまいますが、独立した別の神社です。
荷田春満は、幼い頃より歌道、書道、学問に優れ、当時学問を志すものが極端に漢学を尊ぶ時代背景の中、日本固有の文化や精神である日本書紀、万葉集など、日本古来の古典研究に力を入れた人物です。
徳川将軍家からも重用されていました。
荷田春満の学問の真髄は門弟に受け継がれ、やがて明治維新の思想的原動力になっていきます。
明治十六年(1883年)、荷田春満(東丸)が正四位の追贈を賜ったことを記念に、当時の伏見稲荷大社宮司らが中心となって政府に神社創建を申請して寄付を募って創建されました。
ところで荷田家は、伏見稲荷大社の社家という家柄なんです。
東丸神社は、荷田春満の旧邸の敷地内に建てられています。
東丸神社の境内には、学問向上、合格祈願の絵馬がずらっと並んでいます。
そして神社入り口付近には、「としまいりの石」が建っています。
これはお百度参りのようなもので、本殿横に置かれている竹棒を年齢の数だけ持ち、本殿と「としまいりの石」との間を心静かにまわり、お願いの都度、持っている竹棒を一本ずつ箱に納めていきます。
これによって心願成就のご利益を授かるそうです。
その他、東丸神社では、毎月三日、午前十一時から『智恵参り祈祷』、あわせて『呆気払い』の祈祷を行っているそうです。
東丸神社の御朱印
東丸神社の御朱印です。
日付以外はスタンプです。
(頂いた時点でにじんでいました^^;)