上賀茂神社 式年遷宮

2015年の最後は、上賀茂神社を参拝しました。

上賀茂神社ってどんな神社?という記事はこちらに書きました⇒京都総鎮守の社、上賀茂神社

上賀茂神社と下鴨神社は、2015年に式年遷宮を終えたばかり。
そして下鴨神社の方は遷宮後に参拝したんです。⇒式年遷宮後で鮮やか!特別公開中の下鴨神社 本殿・大炊殿・神服殿を拝観しました

上賀茂神社も遷宮が終わってご神威が増したのですが、こちらはまだ参拝していなかったんですよね。

2015年中に参拝したいと思い、最後大晦日に参拝することができました^^

神職さんは慌ただしくも、静かな境内でした

上賀茂神社 境内

大晦日の上賀茂神社は、正月準備で忙しいせいか、人は少なめ。
観光バスやタクシーも少なめでした。

おかげで気持ちの良い空気を吸いながら参拝できました♪

いつもは人がいっぱいの立砂の前もゆっくり撮影。

上賀茂神社 立砂

立砂は、上賀茂神社の北へ4キロのところにある「神山(こうやま)」に見立てています。

立砂の横には、三角の置物がいくつも。

上賀茂神社 みくじかけ

立砂の横にあるだけに、こちらも神山と関係が?と一瞬思ったのですが、よく考えるとこれはみくじ掛けですね(≧▽≦)

参拝者が少なくて静かな空間で、神職さんは着々と新春の準備をしていました。

上賀茂神社 みくじかけ

こちらは竹細工による「白馬御神籤掛け」。

上賀茂神社 みくじかけ

おみくじを結んでいくと、どんどん白馬に近づいていくという、シャレた竹細工ですね^^

そして上賀茂名物の「すぐき」も奉納されています。

京の上賀茂すぐき倶楽部

「すぐき」というのは京都三大漬物の1つで、上賀茂地域に伝わる漬物です。
こんな風に、てこの原理を利用して漬けこむんですね^^

すぐき天秤干し

すぐき天秤干し

石は少ししか使っていませんが、これで400kg~500kgほどの圧力がかかるのだそうです。
これなら重たい漬物石を持ちあげなくてもすごい重石になりますね。

このように漬け込む様子は、上賀茂の冬の風物詩なのだそうです。

境内を進めると、川の上に立つ社殿「橋殿(はしどの)」があります。

上賀茂神社 橋殿

横から見ると、社殿が橋のように川にかかっていることがわかります。

上賀茂神社 橋殿

橋殿の下に流れるのは「ならの小川」。
禊に使う神聖な川です。

この川のおかげもあって、境内に神聖な雰囲気が生まれるんですよね^^

そして本殿前にある楼門。

上賀茂神社 楼門

この楼門も遷宮でキレイになると思ったのですが、塗り替えられていないようですね。
それでも、ここから先が神域中の神域となると思うと、立派に見えて魅力的です。

門をくぐると、本殿前となる中門。

上賀茂神社 中門

この門の奥に、遷宮で新しくなった本殿と権殿があります。
こちらの中門は、以前よりきれいになっていますので、新しく葺き替えたのでしょうね。

中門の前には、大きな丹塗矢があります。

これは、年末年始に特別に設置した矢のようですね。
実は、賀茂社の神様は、丹塗りの矢と大きな関わりがあります。

上賀茂神社の御祭神は、「賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)」、下鴨神社の御祭神は「賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)」で、親子の関係があります。
下鴨神社の神様はお母さんなんです。

ある日、賀茂玉依比売命が賀茂川に行くと、川上から丹塗矢が流れてきました。
この矢を持ち帰り、祀って休むと、子供をご懐妊、それで生まれたのが賀茂別雷神です。

なので、丹塗矢は新しい年に向けて神様が御神威を示されていると思っても良いですね^^

2015年のお礼参りが御神威を増した上賀茂神社でできて良かったです♪


参拝の帰りに、一の鳥居の前にある「葵家やきもち」に寄りました。

葵家やきもち

上賀茂神社に来たら、忘れてはいけないのが名物の「焼き餅」ですからね^^
こちらが葵家の焼き餅。

葵家やきもち

白餅とよもぎの2種類あって、薄いのですが甘さ控えめで美味しいです♪
店の裏では大晦日でも機械でガンガン作っていました。
正月も営業されるのでしょうね^^

すぐ近くにもう一軒、「神馬堂」というやきもち屋さんもあるのですが、大晦日は閉まっていました^^;
こちらも久しぶりに食べたかったのですが残念ですね><

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