京都・宇治にある
山号は仏徳山、御本尊は釈迦三尊です。
道元禅師は鎌倉時代の僧で、日本における曹洞宗の開祖でもあります。
興聖寺については、映画【禅 ZEN】で知りました^^
道元禅師の一生を描いた映画ですが、物事をあるがままに全てを受け止めるという姿勢を貫いた生き方に感動する映画です^^
禅の道場で修行を行っているシーンも出てきたりして、禅について興味が湧く映画ですね。
その映画の中にも興聖寺が出てきます。
興聖寺は1236年、伏見の深草に建てられ、伽藍も整備されていたのですが、比叡山延暦寺の弾圧を受けて寺を焼かれたりなどをして荒廃し、4代後に廃絶してしまったのですが、江戸時代の淀城主、永井尚政が宇治の地に復興しました。
境内散策
興聖寺の境内は午後16時頃に訪れたためか人が少なくて静か、寺務所に行ってみると、「拝観は要予約」みたいなことが描かれていて、なんとなく厳粛な雰囲気^^;
しかし、「拝観させて頂いてもよろしいですか?」と尋ねると、快くOKして下さいました^^
拝観料は、志納金1口300円以上となっています。
それを支払うと、後はお堂の廊下を通って別のお堂へ移るような造りになっているので、どこまでが写真OKなのかわからなくて、あまり写真が撮れませんでした^^;
私が一番見たかったのは、映画にも出ていた禅の座禅道場。
僧堂がその道場になっています。
この風景、ZENの映画の中に出てくる場面そっくりそのままなんです!
ここで撮影したのかどうかはわかりませんけどね^^;
でも、道元はこういう所で修行していたんだなあという気持ちに浸ることができました♪
僧堂に向かう途中には、三面大黒天さんもいらっしゃいます。
その他、道元禅師像を祀る老梅庵(開山堂)や、「宇治十帖」の「手習」の場面にある聖観音を祀る、知祠堂もあります。
知祠堂は扉がかたく閉められていて、入っていいのかどうか躊躇しましたが、寺務所で、「扉も開けて入って下さいね」と言われたのを思い出して開けてみると、目の前に重要文化財の聖観音像が安置されていて、しかも間近で見ることができました!
(写真撮影NGとは書かれていませんでしたが、こういう雰囲気の場所ではマナーだと思って撮影は遠慮しました^^;)
御朱印
興聖寺で頂いた御朱印です。
こちらはあらかじめ用意されたもので、御朱印帳に貼るタイプのものです。
印の押下と日付だけその場で書いて頂けるようで、非常に丁寧に書いてくれました^^
印もばっちり押されています♪
「初開道場」の印が日本における禅の歴史を物語っていますね^^
宇治川の方から山門に続く参道は「琴坂」といって、4月には山吹、11月には紅葉の名所になっています。
ぜひその季節に再訪してみたいですね^^