哲学の道の途中、ノートルダム女学院高校の近く、「おうとよばし」を渡って登っていった所に大豊神社があります。
枝垂れ紅梅や椿、紫陽花など、四季折々で見どころがあり、特に椿の名所として知られています。
哲学の道には海外のガイドブックにも載っているらしく、観光客がたくさんいて、お店も出ていて、橋の上で休んでいる人もいるというのに、神社に参拝しに行く人は比較的少ないんですね^^;
もしかしたら情報が少ないからかもしれません^^;
大豊神社は、元々は背後にある椿ヶ峯を御神体とする神社だったのですが、宇多天皇の病気平癒のために勅命を奉じた勅願社になり、少彦名命(すくなひこなのみこと)、応神天皇、菅原道真を祀っっています。
今でも鹿ヶ谷、法然院、南禅寺一体の産土神として信仰されています。
末社には大国社、日吉社、愛宕社、稲荷社と、それぞれ眷属に特徴のある社があり、普通の狛犬の他、狛ねずみ、狛猿、狛鳶(トビ)、狛狐と、色々な髪のお使いが一度に見れる社でもあります^^
特に狛ねずみは有名みたいですね。
境内散策
おおとよばしを渡って登っていくと、大豊神社の第二鳥居が見えてきます。
第二鳥居をくぐると手水舎があります。
椿ヶ峯のご神水と書かれていました。
元々ご神体だった椿ヶ峯からそのまま流れてきているんですね^^
椿の名所と言われるだけあって、神社には所々に椿が咲いています。
境内を進むと絵馬殿がありますが、古そうな絵馬が飾られています。
そしてこちらが本殿。
山を向くように拝めます。
御祭神は
- 応神天皇・・・勝運の神様
- 少彦名命・・・医薬の神様
- 菅原道真・・・学問の神様
で、一社相殿になっています。
横から伸びている桜は、円山公園の三代目の枝垂桜なんだそうです。
そして本殿の左右には末社群が並びますが、ここからがこの神社ならではのものが見られます^^
まずは右側。
この鳥居をくぐっていきます。
するとあるのがまずは大国社。
狛ねずみいますね~^^
ここで祀られているのは
大国主命が
その中の一つで、スサノオが野原の中に矢を打ち込み、オオクニヌシはその矢を取ってくるように言われました。
取りにに向かったところ、スサノオは野原に火をつけて焼いたのですが、そこで困っていたオオクニヌシを助けたのがこのねずみさんです。
地面に穴を掘って助けて窮地を救ってくれたんです^^
オオクニヌシはそのおかげで無事矢を持ち帰ることが出来たんですね^^
狛ねずみさんにそこに置かれていた椿の花を乗せてみました♪
そのお隣は稲荷社があります。
稲荷社といえばもちろん狛狐ですが、こちらは最初から椿の花が乗っていました^^
続いて本殿左側の愛宕社と日吉社です。
こちらは2社で入口が1つになっていて、眷属は一体ずつになっています。
左の愛宕社が狛鳶で、右の日吉社が狛猿です。
家に帰ってから気づきましたが、愛宕神社の眷属は確かイノシシだったような^^;
鳶になっているのは何か理由があるのかもしれませんが、詳しくはわかりません。
次に行った時に宮司さんに聞いてみようと思います。
御朱印
大豊神社の御朱印です。
宮司さんは丁寧に話をしてくれて、とても良い方でした^^