伊勢神宮の内宮から五十鈴公園に向かい、伊勢道路を伊雑宮に向かう途中、 伊勢志摩 国立公園内の逢坂山の中腹に「天の岩戸」というところがあります。
恵利原の水穴(えりはらのみずあな)とも言われています。

天の岩戸 入口

伊勢道路に入口の鳥居があって、そこからさらに車で5分くらい行ったところにあるのですが、ここは古事記に書かれている「天の岩戸伝説」にちなんだ洞穴になっています。

伊勢神宮内宮のご祭神、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れ住まわれたと伝えられる場所ですね^^
(この伝説の地は各地にいくつかあります)

駐車場を降りると、森の中ですので霊気が漂うようなヒンヤリとした空気感。
それなのに、人がぽつぽつやってくるところです。

実はここの岩穴から湧き出る水は日本の名水百選にも選ばれていて、それを汲みに来る人が多いんです^^
ただし、奥までは7~8分くらいは歩きますので、容量のあるタンクを持っていくと帰り道が大変です^^;

川沿いの遊歩道を歩いていくと、向こう側に渡れる橋が現れます。
横には「みそぎの滝」という滝があります。

天の岩戸 参道 みそぎの滝

橋を渡り、階段を上ると鳥居が見えてきます。

天の岩戸 鳥居

この鳥居をくぐると水穴があります。
この水が名水と言われている水ですね^^

水穴の横には神様の憑代(よりしろ)である磐座(いわくら)が祀られていますので、お参りしてご神水を頂きます^^
非常に柔らかい水で美味しいです♪
(後で知りましたが、観光案内では煮沸して飲むことを勧めているそうです^^;)

天の岩戸 水穴 天の岩戸 磐座

一番高い所には雨乞いにご利益があると言われている水神様が祀られています。

天の岩戸 水神


天の岩戸は管理している人は駐在していません。

地元の恵利原老人クラブが毎月22日に例祭を開催し、清掃・保全活動を行っているそうです。
3月下旬から4月上旬の休日には、志摩観光協会が「桜咲く、天の岩戸で茶屋開き」というお花見会を開催しているようです。

天の岩戸の水でたてた抹茶とさわ餅が、先着500名(200円)でふるまわれるそうですよ^^

住所:三重県志摩市磯部町恵利原2


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