生駒山の奈良県側の中腹にある宝山寺。
商売繁盛や金運など財運のご利益、さらには夫婦和合や良縁など縁結びのご利益があるという
地元では「生駒の聖天さん」と呼ばれ、日本三大聖天のひとつに数えられています。
今回は、何でもない平日に行ってみました。
参拝客が少なく、山の空気が心地よく、じっくり堪能することができました^^
宝山寺の歴史:修験の聖地から現世利益のお寺へ
宝山寺には、2人の人物が大きく関わっています。
奈良時代の山伏で、修験道の開祖となる「
生駒山に修行場を開いた役行者
巨巌や岩窟がある生駒山は、古くから霊山として崇められた山でした。
奈良時代となる655年、そこに修行場を開いたのが、
その修行場所が、後に宝山寺となります。
役行者は呪術を使うことができ、空を飛んだり、野山を駆け巡ったり、鬼神を操っていたともいわれ、各地に色々な伝説が伝わっています。
修験道とは、簡単にいうと山伏の修行のことです。
山岳修行ともいうのですが、修行では、山に入って過酷な行場を渡り歩くことで自然と向き合い、五感を研ぎ澄ましていきます。
若き日の弘法大師 空海も、ここで修業をしたそうです。
宝山寺の実質的な開山 湛海律師
湛海は大和葛城山麓で修業中、篤く信仰していた不動明王の暗示を受けます。
その時、自分の修行を完成する場としてふさわしい場所は生駒山だと教えてもらったのです。
延宝六年(1678)、湛海は生駒山に堂宇を建て「都史陀山 大聖無動寺」としました。
聖天(大聖歓喜天)の修法に優れていた湛海は、聖天を山の鎮守(守護神)として迎え、伽藍を建てました。
その10年後に伽藍は完成し、「生駒山 寳山寺」と名を改め、現在に至ります。
このような経緯があるので、宝山寺のご本尊は不動明王となっているのですが、一般の人には聖天さんの方が有名ですね。
聖天さんは現世利益のご利益があり、そのパワーがものすごいと言われています。
特に商売繁盛を願う大阪方面の方々がだまっているわけありませんよね^^
もちろん、不動明王への信仰は現在も続いています。
そもそも修験道は、不動明王の住む聖地で修行をして、霊力を得ようというものですから、信仰は不動明王が中心なんです。
そして聖天はその修行を守る「鎮守神」という位置づけ。
なので宝山寺は、不動明王と聖天、ツートップのお寺といえますね^^
宝山寺へのアクセス・駐車場
宝山寺は生駒山の中腹にあるのですが、生駒駅からの行き方はいくつかあります。
- 徒歩で登る
- ケーブルカーに乗る
- 車で登る
です。
生駒駅から徒歩での行き方
宝山寺へは、近鉄生駒駅から歩いて登る参道があります。
昭和の頃に賑わったであろう門前町を歩きながら登ることができます。
生駒山は標高は642mとそんなに高くないですし、宝山寺はその中腹にあるので、約30分で到着します。
でも、結構急な坂道になっているんですよね^^;
体力に自信のある方は挑戦してみてください。
マイカーでの行き方と駐車場
宝山寺には、3つの駐車場があります。
- 門前町駐車場
- 第一駐車場
- 第二駐車場
料金はいずれも無料です。
駐車場までは、生駒市健民グラウンドのある県道237号線を登っていきます。
道は結構急坂になっているのですが、ちゃんと2車線あるので、対向車を心配することなく駐車場まで登ることができます。
237号線をそのまま進み、「生駒観光」と書かれたアーチ門が見えたら、そのすぐ横にあるのが門前町駐車場です。
約50台ほど停められます。
宝山寺の鳥居までは約3分、少しだけ参道に入って歩きます。
鳥居をきちんとくぐって参拝したい方はここに停めると良いですね。
第1駐車場、第2駐車場は、門前町駐車場から信貴生駒スカイラインに向かうように進みます。
金剛殿のすぐ横にあるのが、第1駐車場。
こちらも約50台ほど停められます。
鳥居をくぐったところにありますので、お寺には一番近いです。
第1駐車場をさらに先に行くと、第2駐車場があります。
こちらは約250台ほど停められる大きな駐車場になっています。
ただ、お寺まで7分ほどかかります。
第1駐車場を過ぎてまっすぐ行くと、聖天口料金所があります。
ここから先は信貴生駒スカイライン本線に入り、有料道路となりますのでご注意ください。
生駒ケーブルでの行き方
近鉄生駒駅から徒歩2分のところに、生駒ケーブルの鳥居前駅があります。
生駒ケーブルは、麓から生駒山上にある生駒山遊園地を結ぶケーブルカーで、途中の宝山寺駅で下車することができます。
乗車時間は6分。
20分間隔で1時間に3本の運行となっています。
時刻表は近鉄のHPを確認してください⇒鳥居前駅の時刻表
余談ですが、このケーブルカーは、大正7年にできた、日本最古のケーブルカーなのだそうです。
元々は生駒駅と宝山寺を結ぶ路線だったのですが、生駒山上遊園地ができたことで、路線が山上まで延長されました。
遊園地行きになったことで、今では可愛らしいケーブルカーも用意されています。
ケーブルカーは6種類用意されていて、「ブル」「ミケ」「すずらん」「白樺」「ドレミ」「スイート」の6種類。
下の写真は「ドレミ」です。
こちらは「スイート」。
「すずらん」、「白樺」は普通のケーブルカーですが、犬の「ブル」と猫の「ミケ」も可愛くなっています^^
宝山寺の入り口に建つ一の鳥居
門前町駐車場からすぐのところに、「観光生駒」と書かれたアーチ門があります。
ここから石段のある参道に入ります。
ケーブルカーの宝山寺駅もこのすぐ近くですので、それで来られる方もここから歩くことになります。
参道は階段になっていて、結構急な勾配に感じます。
ここから本堂までは段数は少ないので、普通の体力の人ならそれほど恐れることはありません。
でも、生駒駅から歩く人は結構健脚ですね^^;
階段を上ると、両脇に灯篭が並び、ゆるい石段で整った美しい参道の光景が広がります。
参道の先にあるのは大きな一の鳥居。
なんと、お寺なのに堂々とした鳥居が置かれているんですね。
あまりに普通にあるので、神社に来たような錯覚を起こします。
これは、宝山寺の歴史のところで紹介したように、聖天という神様を山の鎮守として祀ったから。
宝山寺は神仏習合のお寺であったことを物語っています。
よく、神社とお寺の区別がつかないという方がおられます。 でも、それはおかしなことではありません。 歴史を紐解けば、区別がつかないのも当然の流れなんですよね^^ そのカギを握るのが「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」です。 …
鳥居の扁額には「
宝山寺の歴史のところで少し触れましたが、聖天の正式名は「大聖歓喜天」。
なので「聖天」と呼んだり「歓喜天」とも呼ばれるので、この鳥居は聖天さんのためのものだということですね。
ちなみに、一の鳥居は元々、生駒駅前の参道入り口に建っていました。
それが、昭和50年に駅前再開発でここに移ったそうです。
ケーブルカーの発車駅が「鳥居前駅」となっているのはそのためです。
宝山寺境内は、神と仏が隣り合わせ
宝山寺の境内は、ここにしかない独特の雰囲気が漂います。
本堂周りだけで色々なものが見れるんですね^^
多宝塔、鳥居、複雑な屋根の聖天堂、そして背後に大きくそびえるゴツゴツとした岩山。
私は、いつもなら綺麗な形をしている多宝塔に目が行きがちなのですが、それに負けないインパクトあるものがたくさんあります。
右側には二つのお堂が並んでいます。
右側は不動明王を祀る本堂。
左側は、聖天を祀る聖天堂拝殿。
この堂宇の並び、一見違和感ないのですが、仏教形式と神社形式の建物が隣り合う不思議な空間なのです。
本堂は創建当時からあるお堂で、湛海律師作の不動明王像が祀られています。
残念ながら外からのお参りとなるので、拝観することはできません。
聖天堂にいる聖天も、厨子に固く閉ざされていて、見ることはできません。
役行者が修行をした般若窟
本堂と聖天堂の背後にある岩山には「般若窟」と呼ばれる岩窟があります。
この般若窟こそ、役行者が修行の場に選んだ聖地で、窟内に般若心経を納めたのだそうです。
役行者は、前鬼・後鬼という二匹の鬼を従えていることで有名ですが、この般若窟に鬼を閉じ込め、改心させたことがきっかけなのだとか。
よく見ると、その中の窟になっているところに、仏像が祀られています。
祀られている仏像は弥勒菩薩。
役行者は、この場所を弥勒浄土の内院になぞらえて修行したということから、湛海律師が弥勒菩薩像を祀ったのだそうです。
あそこまで登ってみたい!ところですが、残念ながら立ち入り禁止。
修行者じゃないと入れないのでしょう。
破風の数がやたら多い「八つ棟造り」の聖天堂拝殿
上は聖天堂拝殿の屋根部分です。
聖天堂拝殿は破風が前にも横にもたくさんついていますね。
そして正面には、曲線的になった破風があります。
これは
これだけたくさん破風ついていながら、バランスが取れていてなかなか見事な造りになっています。
「八つ棟造り」といいます。
建物の下からだと離れないと見えにくいですが、すぐそこに奥の院に向かう階段がありますので、屋根の高さから見ることができます。
商売繁盛と夫婦和合の神、聖天について
きらびやかな聖天堂拝殿。
あまりにも拝殿が立派なので見えませんが、この拝殿の後ろにに聖天さんを祀る聖天堂があります。
ここで聖天さんとはどういう神なのか、説明します。
聖天さんはインドの神様「ガネーシャ」がルーツ
仏教には「〇〇天」と名前の付いた神様がいます。
毘沙門天、弁財天、大黒天などです。
これらは元々ヒンドゥー教やバラモン教など他宗教の神で、仏教に取り入れられた神様です。
仏法の守護神という位置づけになるのですが、仏教に入ったことで「天部の仏様」と分類され、仏扱いになっています。
そして聖天さんもそんな「天部の仏様」の一人です。
元々は、ヒンドゥー教ではガネーシャと呼ばれていました。
体は人間で、首から上は像の顔、いわゆる象頭人身と呼ばれるお姿をしています。
ガネーシャは、インドでも財産をもたらす神として崇められているんですね。
宝山寺の聖天さんは秘仏なので、その正体はうかがい知れませんが、こちらも象頭人身のお姿であると考えられます。
聖天はなぜ秘仏なのか?
聖天は、宝山寺に限らず秘仏にしているお寺が多いです。
なぜなのでしょう?
それは、知識のないものがそのお姿をみると誤解を与えかねないから、多くのお寺で秘仏にしていると聞いています。
そのお姿とは、象の顔をもった男女二体が抱擁している姿。
禁欲的であることを良しとするのが仏教なのに、かなり異端ですよね。
もちろん、人頭のものや一体だけのものもありますので、一概には言えませんが、秘仏扱いされていることを考えると、宝山寺の聖天様も抱擁の姿なのかもしれませんね。
夫婦和合のご利益は、このお姿から来ているのかもしれません^^
聖天堂拝殿前にある巾着で財運のご利益をゲット
ご利益を頂くために忘れてはならないのは、拝殿前にあるこの巾着。
ただのオブジェではありません。
ここでご利益を頂くのです。
巾着は、聖天さんのご利益を表しています。
大根を2本交差させたマークがありますが、大根は聖天さんの大好物なんです。
この巾着が聖天さんのものであることを示しているんですね。
この中には砂金が入っているとされています。
巾着でご利益を頂く方法ですが、巾着を手でスリスリ、自分の財布もスリスリさせるのです。
これで財運がいただけるのだとか。
巾着の上の方を見ていただくとわかると思うのですが、下の方と比べてツルツルになっています。
これは、参拝客がスリスリしているからなんですね。
私は年末年始に訪れたこともあるのですが、その時は聖天さんの巾着袋に行列ができていました。
しかし、このスリスリさせるお祈りは、参拝者はみんながやるのですが、お寺側から何か説明されているものではなさそうです。
商売人の参拝者が多い中で生まれた、民間信仰のようなものかもしれませんね。
寺務所には、この巾着をモチーフにした、「宝袋みくじ」(500円)も販売されています。
なかなかカワイイおみくじです^^
巾着袋は持ち帰って飾りにすることができます。
他にも、巾着袋をモチーフにしたお守りや鈴など、宝山寺ならではのグッズが販売されていました。
宝山寺 奥の院までの道沿いにある、6つのご利益どころ
宝山寺には奥の院があります。
奥の院というと、結構離れた奥深いところにある場合が多いのですが、宝山寺の奥の院は、聖天堂拝殿の横の階段から登って10分ほどで着きます。
その道のりにもご利益が頂けるところが6つあります。
智慧の仏様「文殊菩薩」を祀る文殊堂
「3人寄れば文殊の知恵」でおなじみ、文殊菩薩を祀っています。
文殊堂は、学力向上を願う学生さん、お子様の成績アップを願う親御さんは参拝マストなお堂です。
ここの文殊さんは、凛としたお顔立ちの美仏で、仏像好きの方も必見です。
そしてここの文殊堂では「10回祈願」という祈り方があります。
まず、文殊菩薩の真言「おん あらはしゃのう」を覚えます。
この真言を唱えながら、お堂を時計回りの方向に10週します。
文殊菩薩の前を通るときは、毎回必ず手を合わせ、真言を唱えて祈願しましょう。
商売繁盛の神々を祀る常楽殿
常楽殿は、登り道の横にあるのですが、大きいのに目立ちません。
登るのに必死になっていると通り過ぎてしまいますので要注意^^;
ここは吉祥天、如意輪観観音菩薩、毘沙門天と、商売繁盛に関わりのある神様たちが祀られています。
商売をしている方は、通り過ぎてしまわないように気を付けてください^^
良縁・安産の観音堂
常楽殿の隣にあります。
こちらは良縁祈願や安産祈願のご利益が頂けます。
腹帯の授与もしていますので、特に安産祈願の方は頂きたいところですね。
安産・幼児の夜泣き・下の病気の烏枢沙摩明王
いわゆるトイレの神様です。
まるで吉野の蔵王権現のようなカッコいいお姿^^
この烏枢沙摩明王は「不浄金剛」ともいって、その炎で不浄なものを清浄なものに変えてくれます。
だからトイレに貼られるわけです。
トイレに祀られることから、「下の病気」に霊験あらたかなのです。
また、「産室」にも祀られることもあり、安産や幼児の夜泣きにもよいそうです。
先ほどの観音堂とセットでお参りしたいですね。
健康長寿・商売繁盛の水神様
烏枢沙摩明王のお隣には水神様。
ここの水は「延命水」といって、飲めば健康長寿になるといわれています。
そして実は、商売繁盛のご利益もあるんですね^^
なんでも、お蕎麦屋さんがこの水を持ち帰ってそば打ちに使ったところ、商売が繁盛したのだとか。
ということであれば、ぜひ汲んで帰りたいところなのですが、残念ながらここには柄杓しかなく、汲みやすいように水がでているわけではありません。
飲める水であるという説明書きもなかったので、今回は汲みませんでした。
(後で紹介しますが、奥の院で飲める水が出ていました。)
この水が飲める水なのかどうか、知っている方がいらしたら教えてください^^
良縁・夫婦円満・子孫繁栄の多宝塔
水神様からほんの少し道を進むと、多宝塔があります。
本堂のあたりから見える、あの多宝塔です。
この多宝塔は、昭和32年に建てられた、比較的新しいもの。
そもそも湛海律師は、ここに多宝塔を建てたいと願っていたそうなので、江戸時代から長い年月を経て実現したんですね。
ここに祀られているのは、湛海律師ご自作の愛染明王。
愛染明王は愛欲を悟りへと導いてくれる明王です。
なので、良縁祈願や夫婦円満、子孫繁栄などのご利益があるとされています。
残念ながら拝見することはできませんので、外から拝みます。
多宝塔からの眺め。
写真では曇っていてわかりにくいですが、ここからだと生駒の街並みも遠くに見下ろすことができます。
特に年末年始や万燈会の時はライトアップもありますので、その時にここに来ると、生駒の夜景が見れて、とてもきれいですよ^^
中興開山 湛海律師を祀る 奥の院
多宝塔から左右にずらっとお地蔵さんが並ぶ道は、奥の院への参道となっています。
多宝塔からもう数分だけ登ります。
標準的な体力ならそれほどきつくないと思います。
背の高い木々が伸びた山の中を歩くので空気が気持ちいいです。
奥の院には不動明王が祀られているほか、湛海律師を祀る開山堂、湛海律師の御廟(お墓)、ご利益目当てなら白龍弁財天社や大黒堂、福徳大神社などがあります。
左右にはお地蔵さんが並びますが、ところどころに、お不動さんや観音様も。
お不動さんによだれかけがかけられているところを見ると、お地蔵さんと同じ扱いをされているようですね^^
各お地蔵さんには、このようなものが設置されています。
何だろう?と思ったのですが、ここを登っていく人を見ると、ここにお賽銭を入れながら登っていました。
そういう人が何組かいたので、そういうものなんですね^^
ちなみにお賽銭は、文殊堂の横で両替することができます。
200円分の1円玉や、500円分の5円玉があれば、これだけお地蔵さんがいても、安心してお賽銭をあげることができます。
大阪からの参拝者が多いだけあって、こういうところはキッチリしています^^
途中、五社明神や大師堂を経てさらに登ると、奥の院へ到着します。
こちらが奥の院内の地図。
地図で見ると広そうに見えますが、結構こじんまりとしています。
奥の院の入り口にある手水舎。
実はこの水は「飲める水」になっています。
龍の口から出ているだけなので、その場で飲むのはOKですが、タンクで汲むには難しいです。
汲むなら水筒くらいですね。
左手側には開山堂があります。
お堂内には、開山の湛海律師が60歳の時に自ら刻んだという、湛海律師像が祀られています。
律師が60歳の時、ものすごい苦行をしたそうで、その時のお姿となります。
撮影はしていませんが、近くで見ることができますよ^^
開山堂の裏には湛海律師の墓所があります。
奥の院は、聖天さんの信仰に関するものは見当たりませんでした。
こちらは原点に帰って、不動明王が中心のようです。
律師は、ここから下界で聖天さんに財運のご利益を求める人々を見守っているわけですね^^
宝山寺の御朱印
宝山寺には、いくつか御朱印があります。
- 真言宗十八本山
- 近畿三十六不動霊場 第二十九番
- 役行者霊蹟札所
- 大和十三仏霊場 第一番
- 西国愛染十七霊場 第十四番
- 仏塔古寺霊場 第十五番
- 大和北部八十八ヶ所霊場
です。
そのうち私は、真言宗十八本山の御朱印を頂きました。