奈良県天理市に鎮座する
旧官幣大社の社格を持っています。
「大和」と書いて、「おおやまと」と呼びます。
大和神社の御祭神
大和神社の御祭神は、太平洋戦争中の戦艦大和の艦内にもそのご分霊が守護神として祀られていたんです。
また、奈良時代には遣唐使が出発前にここで交通安全を祈願したのだそうです。
海に縁が深い神社ですね。
御祭神は、
日本大国魂大神 (中央)八千戈大神 (向右)御年大神 (向左)
の3柱で、「宮中三殿式」という特異な御社殿で祀られています。
主神の日本大国魂大神は、国津神のトップとも言える「大国主神」の別名でもあることから、大国主神と同神ではないか?という説もありますが、それならば八千戈大神も大国主大神の別名に連なっています。
同神で2座祀られているのも珍しいですね^^
しかし、司る能力は分かれているようです。
日本大国魂大神は、日本八大洲の国魂に坐す偉大な御神格で、全ての物を豊かに恵み育て、安全に保護してくださる神様、八千戈大神は顕正邪悪を司り、正しい勇気をもち、互いに仲良くできる人に育てていただく神様となっています。
御年大神は、作物が豊かに稔り、いろいろな産業が発展することをお勧め下され、生活に事欠かないようお守り下さる神様です。
主祭神である日本大国魂大神は大五代孝昭天皇の代に、皇居で天照大神と共に同殿共床でお祀りされていました。
しかし、神祭りは次第に荒廃し、第十代崇神天皇の頃にとうとう国内に疫病が流行って、国民の大半が亡くなってしまったのです。
神の力をおそれて、共に住むことは安らかではないと思われた天皇は、二柱を祀る場所を皇女に探させ、祀らせます。
日本大国魂大神を祀るように命ぜられたのは、
そして選ばれた場所が現在の場所ということですね。
それが起源で、その後、大倭氏が祭りを司ったそうです。
"大和"と書いて"おおやまと"と呼ぶのは、個人的な憶測ですがその辺が関係しているのかもしれません^^
大和神社の境内散策
駐車場は一の鳥居をくぐったところに数台停められるスペースがあります。
そこから先は、参道が続いて二の鳥居があります。
第一鳥居から第二鳥居まで約250mあるそうですが、これは戦艦大和の大きさとほぼ同じ長さなんだとか。
二の鳥居をくぐると、左側に道開きの神様、
そして、本殿に向かう途中、祖霊社の横にあるのがこの石碑。
戦艦大和は戦時中、世界最大最強を誇った戦艦です。
その戦艦にご分霊が祀られたわけですね。
映画やアニメのモデルにもなっているので、知っている方も多いと思います。
海軍大将だった伊藤整一をはじめ、戦艦大和戦没将士2,736柱の方々が隣の祖霊社で合祀されているそうです。
そしてこちらが拝殿。
本殿は三殿あるのですが、拝殿から見てもわかりませんね^^;
大和神社の御朱印
大和神社で頂いた御朱印です。