比叡山 東塔・西塔・横川
※クリックすると大きな画像が表示されます

比叡山延暦寺は、京都府と滋賀県にまたがる広大な敷地を持っています。
とてつもない広さで、車で回っても半日ほど、じっくり回るなら1日がかりになるほど広いのです。

また、比叡山へのアクセス方法も複数あります。
なので、

  • 京都側から行くのか、滋賀側から行くのか。
  • 電車(ロープウェイ・ケーブルカー)か、バスか、自動車か。
  • 山内に着いてからはどう回るのか。
  • 帰りはどこにどうやって帰るのか。

など、行き方、行動の仕方を決めておくことがうまく回るコツです。
行き当たりばったりだと、中途半端に時間が過ぎてしまいかねません。

でも、行くまでに乗り継ぎが多かったり、管理している交通機関もばらばらなので、なかなかややこしくなっているんですよね^^;

そこで、アクセス方法や必要な料金、割引サービスなどをまとめてみました。

比叡山延暦寺に行く前に知っておきたい基本情報

まずは、比叡山は広いですので、地理的なことも知っておきましょう。

そして比叡山では、山内での移動や拝観で料金が発生しますので、そのあたりのシステムについて順に説明していきます。

「比叡山」というと、普通ならそういう名前の山があると想像すると思います。
でも実は、「比叡山」という名前の山は存在しません。
このあたりには大比叡岳や釈迦ヶ岳など5峯あって、その総称で「比叡山」と呼んでいます。

そこには約150もの堂塔が点在していて、その堂塔の総称が延暦寺。
こちらも1つのお寺のことではありません。

よく、「比叡山」とか「延暦寺」とかどちらかに略されますが、どちらの言葉を使っても、その一帯に広がる仏教の聖地を指している、と考えると良いですね^^

つまり、

「比叡山」=「延暦寺」

なのです。

比叡山 延暦寺が5つの峯に広がっていることから、その広さがお分かりいただけるのではないかと思います。

比叡山は大きく3つのエリアに分かれています

比叡山 東塔・西塔・横川

比叡山は、大きく3つのエリアに分かれています。

  • 東塔(とうどう)(根本中堂)
  • 西塔(さいとう)(釈迦堂)
  • 横川(よかわ)(横川中堂)

(※カッコ内は各エリアの中心的お堂)

3つのエリアは縦断するドライブウェイでつながっていて、車や山内シャトルバス(徒歩も可)で移動できます。

3エリアの中でも中心地となっているのは、根本中堂のある「東塔」。
比叡山が初めての方は、まずはここを目指しましょう。

「西塔や横川まで回る時間がないので、東塔だけを参拝して帰る」という方も多いです。

東塔は比叡山の玄関口にもなっていて、京都側からも滋賀側からも、ロープウェイはこの近辺に到着します。

東塔と西塔は近いので徒歩でも行けますが(片道約20分)、横川へは東塔から徒歩で1時間半ほどかかってしまいますので、車やバスで移動した方がよいでしょう。

延暦寺諸堂巡拝料

比叡山に入山するには巡拝料が必要です。
1エリアだけの拝観券はなく、共通券となります。

3エリアそれぞれの入り口に巡拝受付所があって、そこで支払います。
どこから入っても値段は一緒です。

購入すれば、次のエリアに移動しても受付で見せるだけで行き来することができます。

【東塔・西塔・横川共通券】

- 大人 中高生 小学生
個人 1,000円 600円 300円
団体(20名~) 800円 500円

ちなみに、諸堂巡拝料は、令和5年10月1日からWebチケットを扱うようになりました。
「アソビュー」という予約サイトでいつでも購入できるのですが、アプリ画面を見せて入れるので便利です。
延暦寺 延暦寺諸堂巡拝料|アソビュー

延暦寺は、団体客がたくさん来るので、販売所が混む可能性もあります。
なので、Webチケットであらかじめ用意しておけば、時間の節約にもなりますね。
クレジットカードやPayPayで支払えるのもメリットです。

東塔内には、国宝殿(宝物館)もあります。
こちらは巡拝料とは別料金になっています。

【国宝殿(宝物館)拝観料】

- 大人 中高生 小学生
個人 500円 300円 100円
団体(20名~) 400円 200円

拝観される方はこちらの料金も考えておきましょう。
30分くらいで拝観できると思います。

これらの値段は改定される場合があります。
(上の表は2025年3月時点)

最新の値段を掲載するようにはしていますが、念のため比叡山延暦寺の公式HPでも最新情報をご確認ください⇒巡拝時間・料金 | 天台宗総本山 比叡山延暦寺 [Hieizan Enryakuji]

延暦寺諸堂巡拝時間

延暦寺の諸堂巡拝時間は、「東塔」と「西塔・横川」で異なります。

地区 参拝時間
1~2月 東塔 9:00~16:00
西塔・横川 9:30~16:00
3~11月 東塔 9:00~16:00
西塔・横川 9:00~16:00
12月 東塔 9:00~16:00
西塔・横川 9:30~16:00

巡拝受付は15時45分までとなっています。

ただし、冬季期間は除雪のために閉堂時間を早めることがあるようですので、お気を付けください。

比叡山内シャトルバス(有料)を利用する

比叡山内は、東塔・西塔・横川を回遊する「比叡山シャトルバス」(有料)を使って移動することができます。
※3月下旬(春分の日)~12月第二日曜日までの間 毎日運行。冬季期間は運休

運行間隔は30分に1本程度。

徒歩でも回れるのですが、移動にかなりの時間をとられてしまうので、シャトルバスを利用した方が良いでしょう。

シャトルバスの路線図を作って、それぞれのバス停までの時間を入れてみました。

比叡山内シャトルバス 路線図

赤枠で囲っているのが東塔・西塔・横川の3エリアです。

京都側から叡山ロープウェイで登る場合、比叡山頂駅に到着します。
比叡山頂駅から東塔エリアは徒歩で約29分も離れていますので、シャトルバスを利用した方が良いでしょう。

また、「東塔」というバス停もありますが、こちらは滋賀県側から伸びている坂本ケーブルへの最寄りのバス停です。
(上の図では2つあるように見えますが、同じバス停です。バスのルートの関係で上のように書いているだけなので、気にしないでください^^;)

根本中堂のある東塔エリアは、「延暦寺バスセンター」で降りると目の前です。
間違えないように気を付けましょう。

シャトルバスの利用料金はこのようになっています。

比叡山内シャトルバス 料金

大人の片道運賃です。
小児は大人の半額で、10円単位で四捨五入した値段になります。

それにしても、比叡山頂から横川まで片道800円とは、なかなか高いですよね^^;

横川まで行く場合は、次に紹介する「比叡山内バス1日乗車券」を利用するとお得になります。

比叡山内バス1日乗車券

東塔・西塔・横川を周遊するバスには、比叡山内バス1日乗車券というものもあります。
江若交通・京阪バス・京都バスの運行する比叡山ドライブバス・比叡山内シャトルバスが区間内1日乗り放題になる券です。
東塔だけの参拝なら要らないですが、横川まで参拝するなら、普通に利用するよりお得です。

発売期間 2025年3月20日(木)~12月7日(日)
料金 大人1,200円
小人600円
販売場所 シャトルバス車内(江若バスのみ)
延暦寺バスセンター売店
ロテルド比叡
叡山電車 出町柳駅
有効期間 販売当日限り
有効区間 比叡山頂~横川
特典 比叡山延暦寺会館でのレストラン・喫茶・売店・お土産の割引
ガーデンミュージアム比叡入園割引

年度が変わるとサービス内容や値段が変更されるかもしれませんので、京都バスのページもご確認ください。
フリー乗車券 | 京都バス株式会社

比叡山延暦寺の基本情報まとめ

  • 比叡山は「東塔」「西塔」「横川」の3つのエリアがある
  • 比叡山への入山には3エリア共通の巡拝料が必要
  • 3エリアはドライブウェイで結ばれていて、車やシャトルバスで移動できる


比叡山 延暦寺まで電車でアクセスする場合

比叡山まで電車で行く場合、京都側からは叡山ロープウェイ、大津側からは坂本ケーブルに乗り換えて山を登ります。

【京都側から】京都八瀬ルート

京都八瀬ルートは、京阪電車の出町柳駅を出発として、

  1. 出町柳駅 ⇒ 比叡山頂
  2. 比叡山頂 ⇒ 東塔

というルートです。

出町柳駅からは

「叡山電車」⇒「叡山ケーブル」⇒「叡山ロープウェイ」

と乗り継いで「比叡山頂」に到着します。

乗り換えが多いのですが、このルートは出町柳から比叡山頂までの間に、展望列車の「きらら」や観光列車の「ひえい」に乗れるのが魅力の一つです。
鉄道好きな方は必乗ですね^^

【京都駅⇒出町柳】

まずは京都駅から出町柳までの行き方です。

京都駅から出町柳までの行き方

行き方はいくつかあって、

  • 京都市バス 7号系統
  • 京都駅⇒東福寺⇒出町柳
  • 京都駅⇒烏丸御池⇒三条京阪(三条)⇒出町柳

などで出町柳に行くことができます。
電車で行く場合は乗り換えが必要ですね。

一番早いのは、JR京都駅から、JR奈良線・奈良行に乗って、東福寺経由で行く方法。
東福寺で京阪本線・出町柳行に乗り換えます。

料金は430円。
およそ20分ちょっとで出町柳に到着します。

一番安いのは京都市バス。
料金は230円。
およそ35分で出町柳駅前に到着します。

出町柳に停まるバスの系統は、4号系統、7号系統、17号系統などいくつかありますが、7号系統の「四条河原町・銀閣寺行き」でいいかなと思います。
7号系統は、京都駅前の烏丸中央口にあるA2のりばから乗ることができます。

【出町柳⇒比叡山頂】

次は、出町柳から比叡山頂に向かいます。
ここからが、京都八瀬ルートです。

出町柳から比叡山頂まではこのようになっています。

- 出発駅 到着駅 乗車時間
叡山電車 出町柳 八瀬比叡山口 14分
叡山ケーブル ケーブル八瀬 ケーブル比叡 9分
叡山ロープウェイ ロープ比叡 比叡山頂 3分

出町柳から比叡山頂まで2回乗り換えて、乗車時間は26分、待ち時間も合わせると約40~50分ほどで山頂に到着です。

時刻表はこちら⇒叡山 路線図・時刻表 | 京福電鉄株式会社

料金は、

  • 叡山電車:片道280円 / 往復560円
  • 叡山ケーブル:片道600円 / 往復1,200円
  • 叡山ロープウェイ:片道400円 / 往復800円

合計は、

  • 片道1,280円 / 往復2,560円

となります。

【比叡山頂⇒東塔】

比叡山頂駅についたら、そこからは上で紹介した比叡山内シャトルバスのバス停まで歩き(約5分)、バスで延暦寺に向かいます。
徒歩でも行けますが、先ほども述べたとおり、徒歩だと29分ほどかかります。

バスだと6~7分で到着しますので、バスに乗った方がよいですね。

比叡山頂から延暦寺バスセンターまでの料金は、

  • 片道250円 / 往復500円

です。

京都八瀬ルートで行く場合の通常料金

出町柳駅から比叡山に行き、東塔だけ参拝して出町柳駅に帰るケースの費用をまとめると、

出町柳駅~比叡山(東塔のみ)往復コース

電車往復合計:2,560円
シャトルバス往復:500円
延暦寺共通巡拝券:1,000円

合計:4,060円

となります。

この値段は東塔だけの場合なので、西塔・横川にも行く場合はもう少しかかります。

出町柳駅~比叡山(東塔・西塔・横川参拝)往復コース

電車往復合計:2,560円
比叡山内バス1日乗車券:1,200円
延暦寺共通巡拝券:1,000円

合計:4,760円

です。

京都八瀬ルートで行く場合は、以下の割引切符などを利用するとお得です。

京都八瀬ルートで行く場合の割引情報

京阪電車や叡山電車などでは、お得な割引切符も販売されています。

割引切符には種類があって、

  • 比叡山日帰りきっぷ
  • 比叡山・京阪線きっぷ
  • 比叡山フリーパス

などがあり、自分の行き方や、参拝する範囲に合わせて購入するとお得になります。

比叡山日帰りきっぷ

比叡山日帰りきっぷのサービス内容

比叡山日帰りきっぷは、叡山電車が販売する割引切符です。

出町柳から比叡山東塔・西塔・横川まで乗り降り自由の電車・バス料金セットになっています。
京都八瀬ルートで行く場合の基準になる割引セットです。

かかる費用は

出町柳駅~比叡山 往復コース
  • 比叡山日帰りきっぷ:2,800円
  • 延暦寺共通巡拝券:800円(団体扱い)

合計:3,600円

出町柳から出発、比叡山で参拝して出町柳に帰るまでの交通費がこれだけでOKになります。
延暦寺に参拝するための「延暦寺共通巡拝券(1,000円)」は別途必要ですが、団体料金扱い(800円)になります。

京都方面から比叡山に上り、京都方面に帰りたい方にオススメです。

東塔のみ参拝する場合の通常料金は、出町柳から比叡山までの往復と共通巡拝券で合わせて4,060円でした。
なので、460円お得になるわけですね。

横川まで参拝する場合は、通常料金で行くと往復で4,760円。
こちらは1,160円お得になります。

ただし、大阪から京阪電車を利用して訪れる場合は、後で紹介する別のチケットが安い場合がありますので、該当する方はそちらもご検討ください。

比叡山日帰りきっぷを販売している場所は出町柳駅です。

その他、京都タワー3階の「関西ツーリストインフォメーションセンター京都(KTIC京都)」でも販売しています。

発売期間 2025年3月20日(木)~12月7日(日)
料金 大人:2,800円
こども:1,400円
有効期間 発売日から翌月末日までのお好きな1日
(ただし、2025年12月7日まで)
販売場所 叡山電車 出町柳駅
関西ツーリストインフォメーションセンター京都(KTIC京都)
有効区間
(乗り降り自由)
【叡山電車】出町柳駅~八瀬比叡山口駅
【叡山ケーブル・ロープウェイ】ケーブル八瀬駅~比叡山頂駅
【比叡山内シャトルバス】比叡山頂~横川
有効施設 【比叡山延暦寺】
延暦寺共通巡拝券(団体扱い・大人のみ)
特典 【延暦寺会館】
喫茶料金10%引き
売店・おみやげ料金5%引き
【ガーデンミュージアム比叡】
入園料金(4/19~11/24) 大人200円引、 小学生100円引
入園料金(11/25~12/7) 大人100円引、 小学生50円引
 ※水曜日定休(ただし、4/30、5/7、8/6,13は営業)
URL https://eizandensha.co.jp/good-value/
比叡山・京阪線きっぷ

比叡山・京阪線きっぷのサービス内容

比叡山・京阪線きっぷは、京阪電車がオンラインで販売しているデジタル乗車券(QRコード)です。
上記の「比叡山日帰りきっぷ」の内容に、京阪線全線を加えたセットになっています。

なので、大阪方面から比叡山を参拝して、その日のうちに大阪方面に帰りたい方におススメです。

※京阪電車の「プレミアムカー」「ライナー」は別途料金が必要)

出町柳駅~比叡山 往復コース
  • 比叡山・京阪きっぷ:3,350円
  • 延暦寺共通巡拝券:1,000円

合計:4,350円

となります。

仮に、出町柳出発で、上で紹介した「比叡山日帰りきっぷ」と比較すると、750円の差があります。
なので、京阪電車を使っていても、京阪電車で1日のうちに750円分使う予定がないと、上で紹介した「比叡山日帰りきっぷ」の方がお得になります。

例えば、行きは大阪方面から京阪電車に乗っても、その日は京都で泊まる場合などです。
ご注意ください。

販売はオンラインのみで、「スルッとQRtto」というサイトで購入できます。
京阪電車の公式サイトから購入フォームへのリンクが出ていますので、そちらをご覧ください。

詳しい使い方も、京阪電車の公式サイトで紹介されています。

発売期間 2025年3月20日(木) ~ 12月7日(日)
料金 大人:3,350円
こども:1,680円
有効期間 上記期間内で、購入日より3カ月以内のお好きな1日
販売場所 購入サイト「スルッとQRtto」
※ 一度で大人・小児合わせて4枚までの購入と、分配することができます。
ただし、購入者ご本人の乗車券は分配できません。
有効区間
(乗り降り自由)
【京阪電車】京阪線全線
【叡山電車】出町柳駅~八瀬比叡山口駅
【叡山ケーブル・ロープウェイ】ケーブル八瀬駅~比叡山頂駅
【比叡山内シャトルバス】比叡山頂~横川
特典 【延暦寺会館】
喫茶料金10%引き
売店・おみやげ料金5%引き
【ガーデンミュージアム比叡】
入園料金(4/22~11/23) 大人200円引、 小児(小学生)100円引
入園料金(11/24~12/3) 大人100円引、 小児(小学生) 50円引
【その他 京阪沿線の社寺・施設】
詳しくは下のURLを参照
URL https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/detail/hieizan-keihan.html
比叡山フリーパス

比叡山フリーパス

比叡山フリーパスは、叡山電車などで販売されている割引チケットです。
「比叡山日帰りきっぷ」の内容に加え、大津側の坂本ケーブルと、比叡山坂本駅までの江若バスを加えたセットになっています。

このセットは京都側から比叡山に上り、東塔・西塔・横川を参拝、そして大津側に下山したい方(逆も可)におススメです。

京都⇔大津 比叡山横断コース
  • 比叡山フリーパス:3,200円
  • 延暦寺共通巡拝券:800円(団体扱い)
  • 合計:4,000円

    大津方面に下りるときは降りながら琵琶湖を見下ろす景色を楽しむ旅をするのもなかなかのものですし、大津には日吉大社や三井寺、石山寺などの名所がたくさんありますから、比叡山に行く前や、行った後に立ち寄りたい人もいると思います。
    そういうプランを立てている方は、このチケットを検討すると良いでしょう。

    4,000円という値段がどれくらいなのか、色々比べてみましょう。

    【東塔のみ参拝して横断する場合の通常料金】

    • 出町柳⇒比叡山頂:1,280円
    • シャトルバス(比叡山頂⇒延暦寺バスセンター):250円
    • 延暦寺共通巡拝券:1,000円
    • 坂本ケーブル:870円

    合計:3,400円

    この場合は、参拝だけなら600円割高になります。通常料金の方が良いですね。
    レストランや買い物などの特典を利用しても、あまりお得感はありません。

    【東塔・西塔・横川を参拝して横断する場合の通常料金】

    • 出町柳⇒比叡山頂:1,280円
    • 比叡山内バス1日乗車券:1,200円
    • 延暦寺共通巡拝券:1,000円
    • 坂本ケーブル:870円

    合計:4,350円

    この場合は、参拝だけでも350円お得になります。

    販売場所は、京都側は出町柳駅、KTIC京都(京都タワー3階)、大津側は坂本観光案内所(京阪電車坂本比叡山口駅前)です。

    発売期間 2025年3月20日(木)~12月7日(日)
    料金 大人:3,200円
    こども:1,600円
    有効期間 発売日から翌月末日までのお好きな1日
    (ただし、2025年12月7日まで)
    販売場所 叡山電車 出町柳駅
    京都タワー3階、関西ツーリストインフォメーションセンター京都(KTIC京都)
    坂本観光案内所(京阪電車坂本比叡山口駅前)
    有効区間
    (乗り降り自由)
    【叡山電車】出町柳駅~八瀬比叡山口駅
    【叡山ケーブル・ロープウェイ】ケーブル八瀬駅~比叡山頂駅
    【比叡山内シャトルバス】比叡山頂~横川
    【坂本ケーブル】ケーブル坂本駅~ケーブル延暦寺駅
    【江若バス】比叡山坂本駅~ケーブル坂本駅
    有効施設 【比叡山延暦寺】
    延暦寺共通巡拝券(団体扱い・大人のみ)
    特典 【延暦寺会館】
    喫茶料金10%引き
    売店・おみやげ料金5%引き
    【ガーデンミュージアム比叡】
    入園料金(4/19~11/24) 大人200円引、 小学生100円引
    入園料金(11/25~12/7) 大人100円引、 小学生50円引
     ※水曜日定休(ただし、4/30、5/7、8/6,13は営業)
    URL https://eizandensha.co.jp/good-value/
    比叡山フリーパス(セブンチケット販売版)

    比叡山フリーパスには、セブンチケット販売版もあります。
    パソコンやスマートフォンから申込み、全国のセブン-イレブン店頭レジで支払い・受け取りが可能です。

    サービス内容や料金は、上で紹介した比叡山フリーパスと同じです。
    唯一の違いは、上の比叡山フリーパスは有効期間のうちのお好きな1日だったのに対し、こちらは「日付指定での発売」となります。
    購入時に指定した1日となりますので、行く日が決まっている方はこちらの方が買いやすいかもしれませんね。

    こちらから買えます⇒比叡山フリーパス|セブンチケット

    デジタル比叡山フリーパス

    こちらは京阪電車が公式サイトで販売している比叡山フリーパスです。

    サービス内容は叡山電車の比叡山フリーパスと同じですが、特典クーポンの内容が異なります。

    また、有効期間が発売期間中のお好きな1日となり、セブンチケット版よりも自由度が高くなっています。

    デジタル版は、京阪電車の公式サイト(以下のリンク先)で購入(クレジットカード決済)できます。
    あとは現地でスマホの画面を見せるだけ使えます。
    利用するには、「比叡山・びわ湖LINE公式アカウント」のお友達登録が必要です。

    詳しくはこちらをご覧ください⇒比叡山・びわ湖デジタルチケット | 京阪電車



    【大津側から】びわ湖・坂本ルート

    びわ湖・坂本ルートは、日吉大社や穴太積みの石垣が残る坂本の街から、ケーブルカーに乗って比叡山に向かうルートです。

    最寄りの駅は、JRの「比叡山坂本」駅と、京阪線「坂本比叡山口」駅があります。

    そこから「坂本ケーブル」に乗り換えるのですが、それぞれの駅からケーブル坂本駅までちょっと距離があります。
    ケーブル坂本駅まで徒歩で行く場合、

    • JR 比叡山坂本駅:23分
    • 京阪 坂本比叡山口駅:14分

    ほどかかります。(やや上り坂です)

    坂本の街並みはきれいですので徒歩もおすすめですが、あまり歩きたくない方は、「江若交通バス」を利用する方法があります。
    「ケーブル坂本駅行」のバスが、JR 比叡山坂本駅、京阪 坂本比叡山口駅の両駅を通ります。

    値段は

    • JR 比叡山坂本駅から:250円
    • 京阪 坂本比叡山口駅から:230円

    となっています。
    ただ、30分間隔での運行となっているので、タイミングが悪いときは歩いた方が速いですね^^;
    急いでいるならタクシーの利用でもそれほど高くないと思います。

    「坂本ケーブル」は、全長2,025mで日本最長のケーブルカーで、琵琶湖を見下ろせる大パノラマが魅力になっています。
    時刻・運賃の最新情報はこちら⇒ご利用ガイド(時刻・運賃) | 坂本ケーブル

    麓の「ケーブル坂本」駅から「ケーブル延暦寺」駅までは11分で行くことができます。

    始発は3~12月は8:00から、12月~2月は8:30からで、毎時00分/30分 発と、30分間隔のシンプルダイヤ。
    多客時は増発しているそうです。

    運賃は

    • 大人:片道870円 / 往復1,660円
    • 小児:片道440円 / 往復830円

    です。

    びわ湖・坂本ルートで行く場合の通常料金

    JR 比叡山坂本駅から江若交通バスを利用する場合の往復料金も入れて計算してみます。
    不要な場合は、その金額を引いてください。

    JR 比叡山坂本駅~比叡山(東塔のみ)往復コース

    江若交通バス往復:500円
    坂本ケーブル往復:1,660円
    延暦寺共通巡拝券:1,000円

    合計:3,160円

    ケーブル坂本~比叡山(東塔・西塔・横川参拝)往復コース

    若交通バス往復:500円
    坂本ケーブル往復:1,660円
    延暦寺共通巡拝券:1,000円
    比叡山内バス1日乗車券:1,000円

    合計:4,160円

    です。

    びわ湖・坂本ルートで行く場合の割引情報

    びわ湖・坂本ルートで利用できる割引チケットは、京阪電車の、

    • 比叡山・大津線きっぷ

    があります。

    比叡山・大津線きっぷ

    比叡山延暦寺巡拝 大津線きっぷの範囲

    比叡山内のシャトルバス、坂本ケーブルだけでなく、江若交通バス(比叡山坂本駅~ケーブル坂本駅)、さらに京阪電車の大津線全線が利用可能です。
    延暦寺共通巡拝券はクーポンで団体扱い料金になりますし、レストラン・喫茶の利用や売店の利用で割引もあります。

    車で来られる方は、「大津市浜大津公共駐車場」または「明日都浜大津公共駐車場」の1日駐車サービス券を500円(通常料金は30分ごとに150円※最初の30分は無料)で購入できます。

    京阪沿線の社寺・施設でも優待特典が受けられます。

    びわ湖側から比叡山に上り、東塔・西塔・横川を参拝し、びわ湖側に下山する方におすすめです。

    比叡山坂本駅~比叡山 往復コース
  • 比叡山・大津線きっぷ:3,000円
  • 延暦寺共通巡拝券:800円(団体扱い)
  • 合計:3,800円

    通常料金と比較すると、

    • 東塔のみ:640円
    • 東塔・西塔・横川:560円お得

    となります。

    ただしこの計算は、京阪電車の利用金額が入っていません。

    京阪電車の利用や、飲食・買い物での割引も使えば、さらにお得になってきます。

    発売期間 2025年3月20日(木)~ 12月7日(日)
    料金 大人:3,000円
    こども:1,500円
    有効期間 販売期間中のお好きな1日
    販売場所 京阪山科、 京阪石山、 京阪膳所、 びわ湖浜大津、 京阪大津京、 坂本比叡山口 の各駅
    有効区間 【京阪電車】大津線全線 ※京都市営地下鉄は利用不可
    【坂本ケーブル】ケーブル坂本駅~ケーブル延暦寺駅
    【江若バス】比叡山坂本駅~ケーブル坂本駅
    【比叡山内シャトルバス】比叡山頂~横川
    有効施設 【比叡山延暦寺】延暦寺共通巡拝券(団体扱い)
    特典 【延暦寺会館】
    喫茶料金10%引き
    売店・おみやげ料金5%引き
    【ガーデンミュージアム比叡】
    入園料金(4/22~11/23) 大人200円引、 小児(小学生)100円引
    入園料金(11/24~12/3) 大人100円引、 小児(小学生) 50円引
    【「大津市浜大津公共駐車場」または「明日都浜大津公共駐車場」】
    1日駐車サービス券を500円で販売
    【その他 京阪沿線の社寺・施設】
    詳しくは下のURLを参照
    URL https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/detail/hieizan-otsu.html


    京都駅から比叡山 延暦寺までバス1本でアクセスする方法

    上で紹介した電車の料金比較は、出町柳やケーブル坂本が起点でした。
    電車の乗り換えが面倒な方は、京都駅から直接バスで行く方法もあります。
    京都駅から乗り換えなしで行けるのは大きなメリットですね^^

    【京都側から】比叡山ドライブバス

    京都市内と比叡山を結ぶ「比叡山ドライブバス」は、毎年春分の日~12月第1日曜日の間運行しています。
    京都駅出発で、三条京阪、出町柳といった京都の主要な町から乗ることができます。

    京都バスと京阪バスが運行していて、京都バスは51系統、京阪バスは57系統
    途中のルートは多少違いますが、「延暦寺バスセンター」や「比叡山頂」のバス停に到着します。

    始発の京都駅から延暦寺バスセンターまで1時間~1時間半くらいです。

    他のバス停も停まりますが、のりばはこのようになっています。

    • 京都駅:烏丸口C6のりば
    • 三条京阪:B3のりば(京阪バスのみ)
    • 京阪・出町柳:川端今出川北東

    この3つのバス停からの出発で、いずれからも延暦寺バスセンターまで片道790円です。
    比叡山に到着したら、共通巡拝券や、シャトルバスの「一日フリー乗車券」の購入が必要ですが、それを考慮してもかなりの安さです。

    京都駅~比叡山(東塔のみ)往復コース

    比叡山ドライブバス往復:1,580円
    延暦寺共通巡拝券:1,000円

    合計:2,580円

    京都駅~比叡山(東塔・西塔・横川参拝)往復コース

    比叡山ドライブバス往復:1,580円
    比叡山内バス1日乗車券:1,200円
    延暦寺共通巡拝券:1,000円

    合計:3,780円

    上で紹介した他の割引サービスにはお土産や飲食での特典がありますので、それを含めるとお得度は負けてしまいますが、お土産や飲食は入れず、最低限の値段で済ませたい方にはお勧めです。

    ただし、本数はかなり少なく、出発は午前中中心で、数本しかでていません。
    時刻表はチェックしておいた方がよいです。
    土曜・休日、お盆、紅葉時期などの繁忙期は便数が多少増発します。

    京都バスの時刻表はこちら⇒時刻表|京都バス株式会社(51系統をチェック)
    京阪バスの時刻表はこちらから検索⇒時刻表検索トップ | 京阪バス(バス停名に「京都駅」と入力して検索)

    比叡山 延暦寺まで車でアクセスする場合

    車で行く場合については別記事にしましたのでこちらをご覧ください。