申年となる2016年。
猿にまつわる寺社はいつもよりたくさんの初詣客で賑わうでしょうね^^
私も申年参りとして、まずは日吉大社を参拝しました。
日吉大社は山王信仰発祥の地で、山王信仰では猿のことを神の使いと考え「神猿(まさる)さん」と呼んでいます。
そのあたりは、以前参拝した時の記事に書きました。
以前の記事はこちら⇒平安京や比叡山延暦寺を守護する神を祀る、山王総本宮 日吉大社
実は日吉大社は昨年秋に紅葉目当てで参拝したばかりなのですが、今回は申年ということで神猿みくじが引きたくなったんです^^
一の鳥居のすぐ横にある大きな絵馬には神猿さんが描かれています。
秋に訪れた時にはこの絵馬はなかったと思うのですが、申年になってから設置したのかもしれません。
西本宮の楼門前にも神猿さんの絵馬があるのですが、そこに描かれているものとは違う絵馬です。
ちなみにこちらが楼門前の神猿さん絵馬。
鳥居の前の門松には、可愛らしいお猿さんのぬいぐるみが置かれていました^^
入苑協賛料300円を払って、参道を真っすぐ進むと、山王鳥居が見えてきます。
実は鳥居の前にも猿ポイントがあります。
それがここ。
一見なにもないように見えますが、これは「猿塚」なんです。
日吉大社では、本物の猿を神猿さんとして飼っているのですが、その神猿さんが亡くなるとここに葬られるのだそうです。
神猿信仰はそもそも、比叡山に野生の猿がいたから始まったのだと思うのですが、野生の猿は日吉大社のあたりにも出没していたそうです。
野生の猿は、死期を悟ると自分の死に場所に行くと聞いたことがあるのですが、ここのお猿さんは猿塚に入っていくという伝説があるそうです。
ここでお参りする人はほとんどいませんし、むしろ存在に気付かない人が多いですが、日吉大神に張り切ってお願い事をしたい方は、ここでも手を合わせておきたいですね^^
参道を進むと、仮設授与所が参道沿いに出てきていました。
いつもなら西本宮、東本宮の授与所で販売されているのですが、私が訪れた1月10日は、授与品が販売されているのはここだけでした。
そして本来の授与所では御朱印専用になっていました。
おそらくこれは、混雑回避のためでしょうね。
西本宮の参道沿いに授与所を仮設すれば、西本宮の参道と垂直に交わる白山宮と宇佐宮の参道を利用して行列を作ることができます。
そして、社殿に参拝したい方はそれを迂回して参拝できます。
それを考えると、正月三ヶ日は結構混んでいたんでしょうね^^
私の目的、神猿みくじもここで販売されていました。
神猿みくじは、普通の神猿みくじバージョンと、金の神猿みくじバージョンがあります。
サイヤ人とスーパーサイヤ人ではありません。神猿さんです^^
でも申年の今は、限定で銀の神猿みくじというプレミアムバージョンも用意されていました!
色と値段、御利益はこのようになっています。
- ノーマル神猿さん:厄除・魔除・・・300円
- 金の神猿さん:厄除・金運上昇・・・500円
- 銀の神猿さん:厄除・健康長寿・・・500円
元々欲しかった金の神猿みくじを、相方は銀の神猿みくじを引きました。
金猿と銀猿のツーショット。
中には普通のおみくじが固~く折り畳まれて入っています。
結果、私は吉、銀を引いた相方が大吉でした^^
実は私、昨年と一昨年は凶が続いていたんですよね。
今年からは運気が上昇しそうです^^v
おみくじを引いた後の神猿さんは、鬼門の方角(北東)や玄関に置くとよいそうです。
金運上昇を願う方は、西の方角が良いかもしれませんね^^
授与所には他にも猿関連のものが販売されていて、神猿さんの土鈴や木彫りの神猿さん、神猿守、絵馬などが販売されていました。
こちらは土鈴。
「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿絵馬。
この三猿は日光東照宮が有名ですが、パクリではありません。
実は天台宗の教えから来ているもので、本家は日吉大社です。
そして、かわいらしい神猿守り。
仮設授与所の斜め向かいには、本物の神猿さんがいます。
以前見た時は元気に走り回っていましたが、今回は毛づくろい中でした^^
生きた神の使いですので、こちらも参拝しておきます。
そして西本宮の楼門前に到着。
ここにきたらこれですね^^
これは「まさる絵馬」といって、自分で猿の顔を描き、願い事を書く絵馬です。
密教では真言を唱えるとき、仏様の姿を頭に描きながら唱えることが大事なのだそうですから、ここでも同じように神猿さんの顔を思いながら描けば、それだけお神猿さんに願いを届ける力が増すのかもしれませんね^^
楼門をくぐって、西本宮の拝殿前には、神猿さんの像が置かれていました。
この神猿さんが西本宮の神様にお願い事を届けてくれますので、この前で参拝します。
西本宮の猿ポイントはここまでなので、西本宮、宇佐宮、白山宮を参拝して東本宮エリアへ。
東本宮の参道には、来る者に日吉大神との縁を結んでくれる「猿岩」という猿の霊石があります。
この岩は触れて御利益を願うのですが、ここになぜかノーマル神猿みくじのお猿さんが一つ置かれていました!
誰が置いたのか、置き忘れたのかもしれませんが、勿体ないな~と思いながら、私たちが購入した金猿銀猿とともに、猿岩の前で三猿ショットを撮らせていただきました^^
やっぱり三猿揃ってる方がいいな~と思いつつ、今日はおみくじを引いたので今回揃えるのはパス。
次の機会にノーマル神猿さんでおみくじを引いてみようかと思っています^^
次は東本宮エリアですが、こちらには授与品はありませんので、社殿を参拝します。
日吉大社にきたら山王七社は必ず参拝することをオススメするのですが、申年参りで来ているのなら、山王七社以外でお勧めしたいのが東本宮本殿のすぐ後ろにある大物忌神社です。
この社で祀られている大年神は、東本宮の神である大山咋神のお父様なのですが、この神様、山王曼荼羅によると、猿の顔をしているのだそうです。
私たちは午前中から車で訪れたのですが、日吉大社の駐車場への渋滞が始まっていました。
その時は数台だったのでなんともありませんでしたが、私たちが参拝を終えた後は日吉東照宮を越えてまだずっと先まで駐車場待ち渋滞をしていました。
この写真は13時半ごろですが、おそらく100台くらいは駐車場待ちしていたのではないでしょうか?^^;
申年効果、恐るべしです。
そして日吉東証宮側から日吉大社に来る場合は、逃げ道がありませんので渋滞に捕まったら動けません><
私たちは日吉大社からちょっと先にある大宮川観光駐車場という駐車場に停めたのですが、そこは無料でしかも空いていたのですぐ停めれました。
渋滞待ちをしている方に教えたかったですね><
停める時も帰りも空いていたのに、交通案内の人も教えてあげればよいのにな~^^;