唐橋を制するものは天下を制する!
と言われた日本三古橋の1つ、瀬田の唐橋(旧名:勢多の唐橋)。
琵琶湖の南部にあって、琵琶湖から唯一外に注ぎ出る川、「瀬田川」にかかる橋です。
この川の下流が、京都の宇治川、大阪の淀川になっています。
また、昔は瀬田側にかかる橋はこの唐橋しかなかったので、東側から京の都に入るにはここを通らなければなりませんでした。
つまり東西交通の要だったんですね。
同時に、京の守護の要でもあったので、ここで何度も合戦が行われています。
古い順に、壬申の乱、藤原仲麻呂の乱、源平の合戦、承久の乱など、歴史的に有名な戦いばかりですね^^
さらに、武田信玄は「瀬田の唐橋に我が風林火山の旗を 立てよ」と、臨終の時に言っていたそうです。
まさに
唐橋を制するものは天下を制する!
ですね^^
この歴史的な橋で本日、第一回 勢多唐橋東西大綱引合戦が行われました♪
今年初めての試みです^^
東は建部大社、西は石山寺から出陣!
唐橋の東西には、東側に近江国 一の宮、建部大社、西側には紫式部ゆかりのお寺、石山寺があります。
両陣営はそれぞれ総勢100名、この2ヶ所を本陣とし、唐橋で対決するんです。
私は、東の建部大社から追っかけてみました^^
到着すると、建部大社で祈願後、ちょうど出陣するところでした。
先頭が太鼓を叩き、練り歩きながら出陣です。
大将は立派な鎧を着ています。
(リアルせんとくんではありません。真田雪村です^^;)
全国から集まってきた綱武士達も、鎧Tシャツを着ています。
(地元の人達が多そうでしたが^^;)
途中、道が狭くて太鼓が電柱に引っ掛かります^^;
まあ、第一回で慣れてないので仕方ないですね^^
それもみんなで助け合ってなんとかクリア。
しばらく歩いて、唐橋前に到着。
向こう岸には、既に西軍が到着しています。
西軍は瀬田川を船でさかのぼってきていたようです。
両軍が両岸に到着したところでお互いがにらみ合って、東西口上合戦(大将同士のマイクパフォーマンス)が始まります。
士気が高まったところで、いよいよ唐橋へ!
勝負は3本勝負、とうとう始まりました!
東軍1勝、西軍1勝、最後の一本勝負!
みんな3本目の方が必死です^^
結果は引き分け。
1勝1敗1引き分けでした^^;
最後はものすごく粘ったのですが、綱が全然動かずでした。
終わった後は、両軍がお互いをたたえ合います。
西軍の大将方もカッコイイです^^
メインイベントは綱引きですが、綱引き終了後も瀬田側の中之島ではライブをしていたり、戦国時代にちなんだ演奏やパフォーマンスをしています。
東詰エリアでは、地元の名産が販売されている物産市をやっていて、店舗数はそんなに多くありませんが、近江牛カレーパンやびわ湖しじみなど色々販売されています。
私は滋賀の和菓子屋さん、叶匠寿庵がこのイベント限定の和菓子、勝栗大福というものを販売していましたのでそれを購入。
5個セット500円、単品も売っていました。
こちらが大福。
瀬田川を眺めながら頂きましたが、柔らかくて香ばしく、美味しかったです♪
ちなみに、叶匠寿庵にはこんなゆるキャラも^^
(ケンタウロスではありません^^;)
他にも、この日だけ無料で瀬田川遊覧船に乗れるそうですし、県の文化財専門職員が瀬田流域の文化財のガイドをしながら訪れる、近江歴史探訪(参加費500円)もあるようです。
このイベントは今年初の新しいイベント。
最近唐橋の塗装が綺麗に塗りかえられたのですが、これを機に唐橋をもう一度全国の人に知ってもらおうと企画したようです。
唐橋付近では今回のイベント以外にも、毎年夏に建部大社の例大祭があって、神輿が川を下ったり花火が打ち上がったりますし、露店も並びます。
また、瀬田川を少し下った石山寺の方でも同じく夏に花火が上がります。
そして、今年からは秋にもこういうイベントが始まりました^^
もしかしたら1回限り?かもしれませんが、来年からまたどうなるか、期待したいですね♪
このイベントの詳細は公式サイトがありますので、そちらもご覧ください。