桜・桜・桜巡りの3日目はインクライン~哲学の道へ、ゆっくりゆっくり桜を堪能しつつ歩いてきました。
この日は本当に歩きました。
歩くだけでもウキウキしてくるのはやっぱり桜が咲くこの季節ならではですよね。
《京都で桜・桜・桜の3日間》
- 1日目...宇治のさくら祭りへ行ってきました。
- 2日目...東寺で五重の塔と妖艶な不二桜を堪能しました。
- 3日目...インクライン~哲学の道で桜巡り散歩
今回のコースは、インクラインから南禅寺を抜けて若王子神社上の桜花苑で秘密めいた幻想的な桜を楽しみ、そして哲学の道を歩きながら低く垂れ込めた桜を眺めるというコース。
桜満腹!ってなるくらいどこも満開でとても良かったです!
インクライン
私が行ったのは4月10日(火)です。
平日真っ只中!なのでいくら桜日和と言ってもまぁそんなに混んでごった返すことはないだろうけど、それでも桜の季節なので少し朝早めの方が写真も撮りやすいだろうと、私なりに早めに出発。
が、遅かったようです(。-_-。)
9時前に着きましたがインクラインはけっこうな人が!
お年寄りと中国(もしくは韓国とか?)の人とかがとても多いように感じました。
(後から知りましたが、中国の観光ブックにインクラインや哲学の道が掲載されているようですねー)
ま、みんなキレイなものをみて癒されたいのは同じですね^^
一番左上の写真がインクラインの一番高いところになります。
ここからずっと下へ歩いていく予定でしたが、人が思ってたよりも多く、どうも出遅れているみたいなので南禅寺の方へ向うことにしました。
一番下の写真の右側の道へ行くと南禅寺に続きます。
南禅寺の三門
南禅寺の三門は日本三大三門の一つ。
重厚感あるがっしりとしている三門ですが、桜の季節はやっぱりピンがあしらわれるからでしょうか、なんとな~く冬に来た時よりは可愛らしく感じました(^∇^)
この日は創建開山南院国師の七百年大遠諱法要なるものがあるらしくお坊さんの姿もちらほらと見かけました。
まだまだ先が長いので、今回は南禅寺は軽く桜バージョンだけ楽しみ、この後は哲学の道の入り口にある"熊野若王子神社"へと向いました。
熊野若王子神社
ここの見所はなんと言っても神社の奥にある"桜花苑"!
上ってみてビックリ!誰一人いません!
下は観光客が溢れかえっていたんですが、まだまだ知られていないようです(^∇^)
この桜は色の濃い紅色の"陽光桜"と言って市民が植樹したそうです。
それぞれの木には「感謝の桜」、「幸福の桜」などの名前が書いてあって、市民が思い込めて植樹したことが分かります。
そんなに広くないスペースの山の斜面に100本ほど咲き乱れる風景は、何となく空気まで色づいたように感じ、秘密めいた雰囲気がとても幻想的な空間です。
ここからはもっと晴れていたら京都市が一望できるんですが、この日は晴れてはいましたがうすい雲がはっていて残念ながらこの程度しか見えませんでした。
下の若王子神社ではお弁当が販売されていて、ゆっくりできる椅子も用意されているので、ここでお昼を取るのも良いかも知れません。
哲学の道
いよいよ哲学の道へ!
だいだいこの辺りでお昼前時間くらいになったので人もどんどん増えてきました(^∇^;)
もうね、人が写りこむとか気にしてたら前に進めなので、気にしないと開き直りで楽しみました♪
ちょうど↑この写真の右手あたりに"若王子"があるんですが、ここから銀閣寺まで続く疎水沿いを哲学の道と呼びます。
だいたい2kmあるようです。普通に歩けば20分ほどで歩けるようですが、美味しそうなお店もおみやげ物屋さんもあるのでゆっくり歩きながら楽しみたいところ。
この哲学の道にはなんと450本もの桜並木が続きが、うち350本ほどは"関雪桜"と呼ばれていているそうです。
なんでも大正時代に日本画家の橋本関雪さんって方が奥さんの案で寄贈した桜だからだそうです。やがて奥さんが先に亡くなられ、関雪は「桜舞う季節になると先立った妻を思い出し悲しみにくれる。。。」と詠ったほどこの桜並木を慈しんでいたとか。
桜はソメイヨシノからオオシマサクラ、山桜などが咲き、彩りを添えるようにユキヤナギや黄色い花などがところどこ混じり、写真を撮らずにはいられない風景が続きます。
見上げて桜を直接愛でるも良し、水に写る桜を愛でるも良しですね。
途中の大豊神社にも足を運びました
途中、大豊神社にも足を伸ばして、狛犬ならぬ狛ねずみにも会ってきました。
大豊神社には大きな大きな椿の木があって、桜の咲くこの季節には椿の花は落ち始めます。その落ちた椿の花を狛ねずの頭に髪飾りのように飾られていてとても可愛らしいのです。
そんなこんなの桜・桜・桜な3日間。
桜で満腹になりました(^∇^)