名前の通り、良い香りのする水が湧き出ており、その水を飲むと病気が治ったことから、平安時代前期の天皇である清和天皇が「御香宮」の名を賜ったという説があります。
御香宮神社は伏見地区の総氏神とされていて、主祭神は神宮皇后。
日本書紀に登場する方で、お腹に子供(のちの応神天皇)を妊娠したまま朝鮮半島に出兵して新羅の国を攻めたという伝説があります。
そしてその帰路に無事出産できたこともあることから、安産・子育ての御神徳があるとされています。
10月上旬の9日間行う伏見地区のお祭り「伏見祭」とも呼ばれている神幸祭では、3基の神輿を中心に、獅子若、猿田講社、武者行列、稚児行列が巡行します。